火の鳥ってどんな漫画?
火の鳥は手塚治虫が描いた漫画で、未来編や太陽編といった具合に何編かに分かれ話が進んでいきます。
各編は主に時代で分かれており、卑弥呼が登場する話もあれば人工知能が人類を導く様を描いた話もあります。
これらの編は全て繋がっており(一部例外あり)、過去の時代で登場した人物の子孫、はたまた同一人物が登場する場面もあります。
実際の史実をベースに脚色された過去の話と、これから起こりうる未来の出来事の話の2つに分かれており、歴史のはじまりから遠い未来までを描いている作品になっています。
全編の共通点としては、登場人物に何かしらの影響を与える火の鳥が登場(一部例外あり)する程度であり、例えば1編のみを読んだとしても十分楽しめると思います。
火の鳥自体の姿や性格や扱われ方も編によって違い、そこも楽しめる一因になっているかと思います。
各編の長さや規模も様々で、地球の運命に左右する出来事が起こる話もあれば1宇宙船での事件を描いた話もあります。
各時代の人間の暮らしや考え方もしっかり描かれており、何回も読み返すうちに出来事や台詞の捉え方が変わったり、新しい発見があったりします。
全編を読むことで、人間のリアルな部分や自然の凄さ、宇宙の壮大さを実感することができる漫画になっています。