マダム・イン・ニューヨーク / English Vinglish

マダム・イン・ニューヨーク / English Vinglish

『マダム・イン・ニューヨーク』とは2012年のインドのコメディ映画。英語の苦手なインド人主婦が姪の結婚式を手伝うため単身渡米し、内緒で現地の英会話学校に通うことに。英語を通して普通の主婦だった自分に誇りと自信を取り戻していく。ガウリ・シンデー監督作品。主演のシュリデヴィは1970年代から1990年代にかけて活躍した、インド映画界の人気女優。1997年に結婚・休業し、本作が15年ぶりの復帰作となる。ダンスやアクションで知られるボリウッド映画とは一線を画す温かなドラマ。インドでも大ヒットを記録した。

go-1134342755369251470418のレビュー・評価・感想

マダム・イン・ニューヨーク / English Vinglish
8

母親の第2の人生に感動!

この映画はボリウッド映画です。ですが、他のボリウッド作品に比べて、急にダンスが始まったり陽気な雰囲気になったりはあまりないので、普段から邦画や洋画しか観ない人でも違和感なく観れる作品でしょう。

もちろんボリウッド作品としても非常に評価が高い映画でもあります。主役の女性は2児の母。毎日家事や主婦業をとてもよく頑張っている素敵なお母さんです。ですが、家族からはテキトーな扱いをされているようでそれがなんとも言えない気持ちにさせられます。

ひょんなことから、家族で外国に行くことになることで物語は展開していきます。主人公であるお母さんは家族の中で自分だけが英語を話せないことにコンプレックスを感じていました。インドでは第二言語として英語が広く使われているようです。

「自分も英語を話せるようになりたい」という気持ちで家族よりも先に外国に飛び、英語が学べるスクールにこっそり通うことに。主婦業から離れて学生生活を楽しむうちに自分らしさや何かに取り組むことの楽しさを実感していきます。

彼女の頑張りに、とても胸が熱くなり何か新しいことにチェレンジするのに背中を押してもらえるような、そんな作品です。この映画は特に、彼女と同じ目線になれる専業主婦の方にオススメですよ。