映画『Sister act』のあらすじと見どころ
1992年上映の『Sister act』
アメリカ・リノにあるクラブ「ムーンライトラウンジ」で売れない歌手をするデロリス・ヴァンカルティエ(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人であるヴィンスの殺人現場を目撃してしまい、追われる立場となってしまいます。裁判までの2か月、修道院に身を潜めることとなったデロリスですが、それまでと真逆の生活に唯一事情を知っている院長ともぶつかる毎日。やがて院長から「あなたの仕事は一つだけに決めます。昼は歌い、夜は眠るのです」と、聖歌隊を任されることになります。革新的で破天荒なデロリスは、聖歌隊に新しい風を吹かせていくのです。
約252億円の興行収入を記録した大ヒットハートフルコメディ。ウーピー・ゴールドバーグの代表作ともなりました。
聞くに堪えないひどい歌声だった聖歌隊が、デロリスによって天使の歌声に変わっていく様の虜になった方も多いのではないでしょうか。
「Sister act」を直訳すると「修道女の演目」という意味になりますが、邦題では「天使にラブソングを…」となっているのも粋だと思います。
修道院長を演じるハリーポッターシリーズでのマクゴナガル先生でお馴染みのマギー・スミスや、聖歌隊でのパワフルな歌声が特徴的なシスター・メアリー・パトリック演じるキャシー・ナジミー、キュートな笑顔が素敵なシスター・メアリー・ロバート演じるウエンディ・マッケンナなど、豪華キャストも見どころです。
シスター・メアリー・ロバートだけは歌手のアンドレア・ロビンソンが吹き替えをしていますが、残りのシスターは俳優陣が実際に歌っているのです。神に歌いかける天使の歌声と、ゴスペル風に歌い上げる讃美歌は、まさに圧巻です。
1時間40分と決して長くはない作品ですが、友情と愛情がギュッとつまった素敵な作品になっています。