福山雅治 / ましゃ

福山雅治 / ましゃ

福山雅治とは1969年2月6日、長崎県出身の日本のシンガーソングライター、俳優。所属事務所はアミューズ。所属レコード会社はユニバーサルミュージックである。愛称はましゃ。ラジオDJや写真家としても活動している。2015年に女優の吹石一恵と結婚した。代表曲は「桜坂」「HELLO」など。主演ドラマに『ガリレオ』などがある。

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福山雅治 / ましゃ
10

その歌詞に全日本人が想起する 淡い恋から燃えるような熱い思いまで全てを代弁する日本のアニキ 福山雅治

現在、歌手と俳優の両方でトップを牽引する福山雅治さん。彼は1990年当時21歳の時に「追憶の雨の中」でデビューを果たしました。今ではたくさんのヒット曲で有名なためデビュー当時から売れていたんだろうと思う方もいると思いますが、当初は全く売れませんでした。その後テレビドラマ「愛はどうだ」、あんちゅあ~んで有名な「一つ屋根の下」の出演を機に‘あのイケメンは誰だ!‘‘挿入歌は誰の歌だ!‘と有名になり、1993年にリリースされた「MELODY」で紅白出場を果たして一躍トップスターの仲間入りとなりました。
今回は福山雅治ファン歴9年で平成生まれの18歳をも魅了する、福山雅治さんの心を引き裂くかの様な恋に関する名曲を感想とともにご紹介致します!

・桜坂
この曲は説明が要らないくらいだと思います。「君じゃなきゃだめなのに」「愛は今も愛のままで」など未練たらしい歌詞がありますが、思いもしなかった別れにより気持ちの整理がつかなくなる、似たような経験を味わった人も多いでしょう。楽しかったはずの過去がその後の別れにより、涙に変わる。海よりも深い失恋を経験した人には涙無しには聴けない曲です。2001年にリリースされてから20年経った現在も失恋歌・春歌として愛され続けています。

・最愛
この曲は‘実に面白い‘で有名な福山雅治主演ドラマ「ガリレオ」の劇場版「容疑者Xの献身」の主題歌として作成されました。映画を見た方には石神というキャラクターと最愛という曲の重なり具合に思わず目が潤んだことと思います。映画を見ていない方にとっても出だしの‘夢のような人だから夢のように消えるのです‘というワードから実らぬ恋の気持ちのやりばの無さやもっと感情を表に出しておけばよかったなど、様々な形で訪れる後悔を切ないバラード調で表現し男性・女性両方の気持ちを上手く汲み取った、鎮魂歌となっています。

・恋人
この曲はあまり知られていないのが残念なくらいで、皆さんにおススメしたい曲です。自分自身、‘こんな曲があったのか!‘と発見した喜びでいっぱいでした。失恋してギザギザに分かれた心を丸くする様な、丁寧にフィットするキャッチーなメロディと心地良いテンポのWパンチに何度も涙を流させられました。この曲で1番話しておきたい点は、別れが見えているという点です。皆さんの中にも、「好きだけどこの人とは別れなければならない」と思いつつズルズルと長引いてしまったという経験がある方もいると思います。その時の心の在り様をそのまま抽出したかのような鮮度の良さがダイレクトに伝わる名曲です。また、そんな経験ないよと言う方にも何故か共感できてしまう全失恋者救済曲となっています。

今回は福山雅治さんの名曲から苦くもあり、切なくもある深い失恋に染み渡る曲を3つご紹介させて頂きました!福山雅治さんはこれらとは対照的に前向きな恋を描いた心躍るポップ調の曲も作曲されており、最近でも30周年オリジナルアルバム「AKIRA」を制作するなどまだまだ最前線で活躍しています。皆さんにとってのお気に入りの1曲を見つけて頂けると嬉しく思います!