いじめられっ子の人生大逆転劇
いじめられっ子の高校生・幕ノ内一歩が、強いとは何かを知るためにボクシングやライバル、仲間と出会い、成長していくストーリーとなっている。
主人公の一歩は、釣り船屋を経営する決して裕福とは言えない母子家庭の中で育った。引っ込み思案な性格と、自宅の釣り船屋の手伝いをしていて友達もいなかったことから、同じ高校のヤンキーに毎日いじめられる日々を送っていたが、鷹村守というボクサーと出会い、強さとは何かを知るためにボクシングを始める。
その後、ライバルとなる宮田一郎と出会いプロボクサーとしてリングで拳を交える約束をするが、色々な出来事がありお互いに戦いたいと惹かれ合うが、中々2人はリング上で戦うことが出来ない。
一歩は宮田と戦うために色々な相手と戦う中で成長していく。
果たしてこの先この2人どのような形で拳を交えることになるのか、はたまた交えることはないのか。そして、一歩はその先に強さとは何かの答えを見つけることができるのか。
一歩が一戦ずつ少しだけど着実に成長していく姿とそれまでの間に努力する姿、強敵相手にどんなにピンチになろうとも諦めずに向かっていく姿は、見ていると「自分も頑張ろう」と思えるような作品である。
一歩以外にも同じジムの個性豊かな仲間が、最初は一歩に影響を与える側なのに徐々に一歩の成長する姿に影響を受け、一歩とともに成長していく姿もこの作品の面白いところだと思う。