ドラゴン桜 / ドラゴン桜2

『ドラゴン桜』とは、三田紀房による漫画作品である。漫画雑誌『モーニング』にて、2003年から2007年まで連載された。単行本にもなっており、全21巻となっている。元暴走族である弁護士の桜木建二が、低偏差値高校である龍山高校の再建を行うことになった。5年後に東大合格者100人を排出する計画を掲げ、再建に着手。特進クラスの生徒に水野直美と矢島勇介を迎え、講師陣にはその道のプロを招いた。東大合格へと準備を進める中で、2人に様々な受験テクニックや勉強法を伝授していく。また、2人の保護者に対しても、受験生の子を持つ親としてどうあるべきか指導を行う。さらには、龍山高校の教師たちに対しても数多くの助言をし、教師として重要なことに気付かせていく。受験や勉強法に関するノウハウが数多く盛り込まれているため、受験業界で大きな話題となった。2005年にはテレビドラマ化され、韓国でもこの作品を元にしたドラマが放送されている。

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ドラゴン桜 / ドラゴン桜2
10

受験生だけではなく、大人も学べる

『ドラゴン桜』は、低偏差値の高校生が東大合格を目指していく作品です。
この作品では、受験に使える様々なテクニックが登場します。実際に役立つ内容なので、この作品を読んで学んだ内容をすぐに実践することが出来ます。しっかりアウトプットすれば、少しは成績アップが見込めます。
このように、中学生や高校生が読むと勉強になる作品なのですが、大人が読んでも多くのことを学ぶことがで出来ます。
作品中では、特進クラスを率いる桜木が様々な言葉を生徒やその保護者、教員たちなどに投げかけます。その言葉がとても心に響くのです。社会人となって仕事をしている人、子どもが出来て親となった人など、多くの人に突き刺さるのではないかと思います。
大学受験を取り扱った作品ではありますが、全ての人に学びを与える魅力的な作品だと思います。出来れば受験の前に一度読み、受験を終えて大人になってから読むといいのではないかと思いました。
その時のライフステージや境遇によって感じ方が大きく変わるので、一度読んだら終わりではなく、ずっと置いておくのがオススメです。私も何度か読み返していますが、その度に感じ方が変わり、考えさせられ、多くの学びを得ることが出来ています。
勉強は大人になってからもずっと継続していかなければならないと強く思いました。