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その選択が「0」を「1」に変える――
本作品の主人公・岡部倫太郎は厨二病から抜け出せない大学生です。
ある日、ラジ館で行われた中鉢博士という人物の講演会に参加した主人公は、とある一人の少女と出会いました。
その少女と別れた直後、ラジ館内に悲鳴が響き渡りました。悲鳴の元に駆け付けた主人公が発見したのは、先ほど知り合った少女の死体でした。
気が動転した主人公が友人にメールを書き、送信ボタンを押した瞬間、世界が静寂に包まれる……といったところから本作品は動き出していきます。
本作品の面白い所は、偶然にも「過去にメールを送ることができるタイムマシン」を手にしてしまった主人公が、次第に大きな出来事に巻き込まれていくといった、「バタフライエフェクト」的な面白さです。
このバタフライエフェクトという言葉は本作品でもキーワードになっていて、作品の序盤で起きた些細な出来事が後々の伏線になっているというような、視聴者をあっ、と驚かせる仕掛けが多々あります。
主人公によってかき回される世界と未来。その代償に主人公に迫られた重大な「選択」とは……!
タイムリープモノやSFが好きな人だけでなく、男女問わずワクワクドキドキハラハラする熱い作品だと思います。