しろくまカフェ / Shirokuma Cafe

しろくまカフェ / Shirokuma Cafe

『しろくまカフェ』とは、2006年に第22回コミックオーディション銀の花賞を受賞した、ヒガアロハのデビュー作。漫画は「月刊flowers」(小学館)にて連載中。アニメは2012年4月5日から2013年3月28日までテレビアニメが放送されていた。カフェを営むしろくまと常連客のパンダや動物たち、それを取り巻く人々が繰り広げるほのぼの系ギャグ漫画。動物たちはごく自然に人間社会に溶け込み、種族間の隔たりなく会話をしている。

tasyumin0のレビュー・評価・感想

しろくまカフェ / Shirokuma Cafe
8

心があたたまる

動物と人間が同じ街で同じように生活し、その日常を描いたアニメです。単行本がありテレビでも放送されたましたが、現在はAmazonプライムビデオでも見られます。
タイトルは『しろくまカフェ』ですが、主人公的な存在は「パンダくん」です。しろくまが経営するカフェで、しろくまとその常連客のパンダとペンギンのやりとりを中心に一話完結で話が進みます。
優しくて気が利くしろくま、動物園でバイトする天然キャラのパンダ、するどいツッコミが持ち味のペンギンの3人のやりとりが非常に面白く、特にパンダくんの素朴でおとぼけな悩みや疑問、それに対するペンギンさんのツッコミは笑えます。会話以外でも、「パンダくん」がいつもパンダのポシェットを持っていたりなど、思わず吹き出してしまう場面もたくさあります。
一方で、カフェのバイトの女の子や動物園の飼育員さん、花屋のお兄さんなどは人間で、みんな普段から仲良しで究極の「共存」です。
毎回、本当に日常を描いた何気ないストーリーですが、実はお互いをとても思いやっていて、慰めたり励ましたりする場面ではとても心が温まります。終盤で、ペンギンが遠くに引っ越すかもしれないという場面では本当に寂しくなりました。
笑いの中に感動があるとても良い作品だと思います。