あなたは、きっと佐賀に行きたくなる。いや、生きたい!
タイトルから一切想像できない中身からの、爆発的なテンションの奔流。
夢中になって見ているうちに、きっとあなたは佐賀県の虜になってしまうでしょう。
主人公、源 さくらは、1話冒頭で交通事故で死んでしまい、ゾンビとして蘇ります。
ゾンビとして蘇ったさくらは、謎のアイドルプロデューサー辰巳 幸太郎からの「佐賀を救うんだ!」という指示のもと同じくゾンビとして蘇ったアイドル仲間たちと、ご当地アイドルとして佐賀を盛り上げる使命を託されます。
こんなアイドルアニメ見たことない!ご当地アニメでここまでやるか?!
アイドルアニメと言えば、かわいらしい女の子たちが煌びやかなステージで活躍する姿を応援するものです。
その中では、挫折や衝突を描く物語も多いですが、このアニメはそんな生易しいものではありません。
なんせ、精神的な挫折や衝突だけではなく、物理的に体は折れるは車に激突されるわ…
目玉が落ちたかと思えば四肢が外れ、首はふっとぶは泥まみれで這いまわるわ…
アイドルアニメとしても、ご当地アニメとしても異色作と言えます。
佐賀県自体に興味がない方も、アニメ自体として十二分に楽しむことができるでしょう。
見ているうちに、佐賀県の虜!
作品内では、嬉野温泉、ドライブイン鳥などの名所を始め、インターナショナルバルーンフェスタが開催される嘉瀬川の河川敷や、鏡山展望台、虹ノ松原、唐津城など、様々な名所がこれでもかと登場します。
そこで繰り広げられるドラマとコメディを見ているうちに、きっとあなたも「その場所で、同じ景色を見てみたい。同じ味を楽しんで、同じ感想を叫びたい」と思うことでしょう。
佐賀県自体に興味がなかった方こそ見てほしい。そして、佐賀に行きたいときっと思うはずです。
(私自身は佐賀人ではありません)
私たち、生きたい!
一体何が始まって、どこへ向かおうとしているのか、そんなことを考えているうちに怒涛のように過ぎていく物語。ぶっ飛んだギャグアニメかと思えば、アニメ映画さながらに感涙するシーンもあり、夢中になること間違いなしの作品です。