それでも世界は美しい 魅力
漫画『それでも世界は美しい』は、花とゆめコミックスで全25巻です。ファンタジー漫画で、子供から大人まで、男女関係なく楽しめる作品です。
雨を降らすことのできる雨の公国の末娘・ニケという女の子と、太陽の国を統治するリヴィウスという12歳の少年の、歳の差恋愛ストーリーです。
ただのラブストーリーかと思いきや、読み進めていくにつれリヴィウスの過去やニケの特殊能力の謎が解き明かされていき、数々の魅力的なキャラクターが現れます。
一見おちゃらけた感じのキャラも心情を知ることで初めの頃より愛着が湧きますし、すごい悪役でも過去を知ると憎めない気持ちにさせられてしまいます。「読者の心を掴むのがすごく上手だな」と思った作品です。
『それでも世界は美しい』の別冊では、キャラクターがその後どのような人生を歩んでいくのかまでが描かれていて、「このキャラクターの性格なら、こういう決定やこういう道を選ぶだろうな」と納得させられるようなストーリーになっていました。
ファンタジー漫画なので様々な洋服が出てくるのですが、細かく描かれていて世界観が素晴らしいので、そこも注目してほしいです。
是非読んで頂けたら、と思います!また、アニメもやっているのでそちらの方もお勧めです。