関ヶ原(映画)

関ヶ原(映画)

『関ヶ原』(せきがはら)とは、2017年8月26日に公開された日本の歴史映画である。石田三成と徳川家康を軸に、豊臣秀吉の死から天下分け目の関ヶ原の戦いに至る過程を描いた司馬遼太郎の同名小説を原作として制作された。監督および脚本は原田眞人が務め、主演の岡田准一をはじめ役所広司や有村架純ら豪華キャストが出演した。
物語は正義を貫こうとする石田三成と、権力拡大を図る徳川家康の対立を軸に展開する。三成は初芽や島左近らを配下に加え、正義の戦いとして関ヶ原の戦いに挑むが、裏切りや謀略により敗北を喫していく。
原田眞人監督による重厚な演出とスケール感あふれるアクションシーンが高く評価され、第41回日本アカデミー賞において最優秀撮影賞、最優秀照明賞、最優秀録音賞を受賞したほか、優秀作品賞や優秀監督賞など多数の部門で選出された。時代劇の金字塔的原作を迫力ある映像で再構築した作品として知られる。

sulfur-kangaroo5のレビュー・評価・感想

関ヶ原(映画)
3

史実に沿ってない

エンターメント作品として架空の人物や出来事が入るのは観客を楽しませる為に仕方ないのだが、それにしても朝鮮砲兵隊が参加してるって日本史ファンとして我慢の限界を超えた。監督の思想を押し付けられてる気がする。スカッとするアクションがあればまだ救われるのだがそれも無い。
石田三成が一人で逃げ出して農民に救われたという話が出てくるが、当時の農民は武装していて落ち武者狩りして殺し装備を奪うなんて当たり前で、ちょっと戦国時代をほのぼのと見過ぎ。淀君と石田三成が同じ近江で同郷のよしみで意気投合というのも身分差を考えるとありえない。淀君からみれば石田三成は単なる使用人で命令する立場のはず。
岡田准一君は名優で三成役を頑張っていたが、弩を自ら連射したり武勇に優れた人ではないのにおかしいな。家康の役所広司さんもいい味出してるがあんなに単純な性格のはずがない。苦労人であり狸親父であり、江戸幕府を開いた人間なのに軽い。
司馬遼太郎の原作を読んで無いので、司馬史観で悪名高い、歴史資料も良く調べないで思いつきで書いている作品に準拠しているのかもしれないが、それにしても突っ込みどころが多すぎる。これを見て歴史の勉強になると思ってはいけない。岡田准一ファン、役所広司ファンなど俳優の演技を楽しむ映画。