あいみょん
あいみょんはポップでキャッチーなアイコンではあるが、それゆえに食わず嫌いの方も多いのではないだろうか。
それでもこれだけあいみょんが多くの人から支持されるのはなぜだろうか。
官能的な歌詞世界、奇抜なファッション、そんなものはあいみょんワールドの入り口に過ぎない。
音楽業界は打ち込み全盛の時代、その時代の真っ只中でギター1本、その身ひとつで自己表現を完結できること。
そこに大衆は魅力を感じるのではないだろうか。
ひとりが成り立つからこそバンドでも成り立つ。
そして絵空事のような歌詞世界ではなく、等身大であること。
そしてそれをギター1本で表現することで若い世代だけではなく、フォーク世代やJ-POP全盛の世代さえも魅了する。
それこそがあいみょんの魅力であろう。
『君はロックを聴かない』や『マリーゴールド』など、代表曲だけではあいみょんを語ることはできない。
キャッチーでポップでロック。
その塩梅が相乗効果で心地よく感じる。
誰よりも愛を求めて歌う。
そんなところがあいみょんらしさと言えるだろう。