フォレスト・ガンプ/一期一会 / Forrest Gump

フォレスト・ガンプ/一期一会 / Forrest Gump

『フォレスト・ガンプ/一期一会』とは、1985年に発売されたウィンストン・グルームの『フォレスト・ガンプ』を原作とした、1994年公開のアメリカ映画である。監督はロバート・ゼメキス、脚本はエリック・ロス、主演はトム・ハンクス。第67回アカデミー賞作品賞、第52回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞などを受賞した。人より知能指数は低いが心優しい主人公フォレスト・ガンプは、持ち前の純粋さと才能を活かし様々な記録を作る。そして一途に1人の女性を愛し起こした行動が、人々に幸福をもたらす物語。

Kaito8のレビュー・評価・感想

フォレスト・ガンプ/一期一会 / Forrest Gump
7

もう一度見返してほしい名作映画

『フォレスト・ガンプ/一期一会』は現代の社会において重要なことを我々に教えてくれる作品である。この映画の「人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない」というキャッチコピーは、我々の人生の考え方において重要なことが集約されていると思う。
大まかな内容は、トム・ハンクス演じる知的障害を抱えた主人公フォレスト・ガンプが語り部として自分の人生を振り返っていくという作品構成になっている。
彼は知的障害というハンディ・キャップを抱えている。しかし、それ以上の素直さと人を疑わない心の持ち主で、周りから言われるままに物事に挑戦をし成功を収めていくサクセスストーリーである。歳を重ねるごとに失われつつある素直さ、挑戦することの大切さを再認識させてくれる。
フォレストの幼小期の場面は、周りの子供たちや大人たちから冷たい対応をされたりいじめられたりと暗い内容になっており、正直見る気がなくなる。しかしフォレストが成功を収めてからは、気が付くとこの映画に見入ってしまっていた。また、当時のアメリカの社会情勢が反映されている点も違和感なくこの作品に引き込まれる点であるだろう。
ここまで良いところしか紹介していないが、なぜ評価が10段階中7なのかというと、ヒロインの自己中心的に見える振る舞いが個人的には印象が良くなかったからだ。良いことばかりではないのが人生だということは理解しているが、どうも腑に落ちないところがありマイナスになった。
以上が映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』の個人的なレビューになるが、誰もが見終わった後には清々しい気持ちになっていることだろう。人生に行き詰まっていたり、ストレスを感じている全世代の方々に、もう一度見返してほしい名作映画である。