交響詩篇エウレカセブンについて
交響詩篇エウレカセブンは、『とある平凡な少年の、非日常的な経験による成長と、輝かしい恋の物語』です。
可愛い少女に隠された謎、そして”宿命”とも言える少女に託された運命に対する、主人公の葛藤が描かれています。
制作はアクション・ロボットアニメに定評のあるBONESで、2005年~2006年全50話で放送されました。
主人公の設定としては一般的なロボアニメと同様で、『平凡な少年』です。
ある日、自宅付近に『少女』が白いロボットに乗って降ってきて、主人公は『少女』に一目ぼれし、それまでの平凡だった日常が一変します。
それから主人公は『少女』が乗る戦艦に同乗するも、旅の目的や艦内の人々との間で軋轢が生まれ、様々なトラブルが発生します。
それらトラブルの中でも、『戦うことの意味』、『恋に立ちはだかる大きな壁』などが、他のアニメと異なる点です。
尚、主に主人公が衝突する相手は、戦艦の艦長です。主人公が現れたことにより、もともと決められていた戦艦の『旅』の目的が大きく変わるのですが、それを艦長が受け止めきれずに葛藤します。物語が終盤になるにつれ、主人公は『平凡』から『非凡』な存在になり、艦長だけでなく周りの人々の考えも変えていきます。
また、物語のターニングポイントとして、26話と48話が有名で、涙無しでは見ることは出来ません。
他にも、アニメを見るのが2週目、3週目になると、新たに気付く点が増えるなど、奥深い設定がされています。
アニメは全50話であり、全話見るのは時間がかかると敬遠される長さですが、9話まで見ると
残りも見てしまうようなアニメです。
しかし全50話なので、多少の中だるみ、不要ではないかと思われる話もあります。
箸休めがあるアニメとして、”ながら見”をする前提で、隙間時間にご覧いただいてもよいかと思います。