アゲアゲパフォーマンスで盛り上がろう!映画「ミニオンズ」レビュー
スタイリッシュな音楽を聴きながら、テンションを上げたい。映画も観たい。そんな忙しい学生さんや、社会人の方にピッタリなのが、イルミネーションプレゼンツの「ミニオンズ」。
ピエール・コフィン、カイル・バルダ監督「怪盗グルーの月泥棒」シリーズのサブキャラクター、ミニオンズの一員「ケビン」「スチュアート」「ボブ」の三人が、自分たちのボスを求めて旅に出るのですが、そこには予想不可能なはちゃめちゃな展開が待ち受けていました!
本編の「怪盗グルーシリーズ」と同様、小粋なBGM、カラフルなアニメーションに心を奪われます。なによりミニオンズ達がとってもかわいい!黄色いボディを揺らして「バナナ~!」と踊り合う姿に、日ごろの疲れを吹き飛ばされます。正に南国気分。
本シリーズの主人公グルーとミニオンズの出会いも、物語に不都合がないようしっかりと描かれていて、本編「怪盗グルー」を知らない人でも、きちんと楽しめる内容になっています。シリーズのスピンオフとして申し分ない、愛に溢れた作品です。
難点を挙げるとするなら、脚本が全体的に浅いところ。子供向けに作られているので、深いテーマや印象的なセリフは、殆どありません。疲れた時に笑って楽しむ、家族と一緒に観るには丁度いいファミリー映画だと思います。
特に本作では、ミニオンズの命を狙うマッドサイエンティストのスカーレット役を務めた女優、天海祐希さんの演技にも注目したいです。野望溢れるウーマン・ヴィランとして、大胆にコンダクトを振りかざすようなコミカルな演技を本作で連発させています。
ユニバーサルスタジオジャパンの人気キャラであり、様々なコラボグッズが販売されているバナナの妖精、ミニオンズ。お子さんにも、大人にも、年齢層が高い方にも大うけすること間違いなし。360度、どこから見てもハッピーなこの映画に、あなたもきっと笑顔にさせられているはず。