痛みを表現するバンド「DIR EN GREY」を知っているか?
1997年に結成。メンバーは京(Vo)、薫(G)、Die(G)、Toshiya(B)、Shinya(Dr)の5人組。
当時インディーズバンドとして初の日本武道館公演を行い、1999年に「アクロの丘」、「残-ZAN-」、「ゆらめき」 のシングル3枚同時発売でメジャーデビューを果たしました。
2005年から海外へ進出。2007年に「朔−saku−」のプロモーション・ビデオが、米大手音楽専門チャンネルMTVで、全米のロック・ファンが選ぶ賞のグランプリに輝く(米MTVの音楽賞に日本のロックバンドがノミネートされたこと自体が初のケースである)。
2000年に配信ライヴを行った際は海外ファンも殺到。投げ銭式だったライヴは色々な国の通貨が画面上に表示され、改めて海外人気を実感しました。
なぜ、こんなにも彼らに惹きつけられるのか。
最大の理由は、京のヴォーカルを超越した歌声にあるのでは、と思う。京の音域はとても幅広いのですが、感情のままに歌い叫ぶライヴでは、歌を超越して心の奥底から溢れ出すものを全身で表現しているように感じる。
DIR EN GREYは「痛み」をテーマに掲げているバンドなのですが、京のヴォーカルと演奏するメンバーのリアリティーが毎回素晴らしい。結成時から一度もメンバーチェンジがなく、強固な絆のようなものを感じる(メンバーいわく「戦友」とのこと)。
ぜひ一度彼らの音楽に触れて欲しい。