「ネガティヴ」に寄り添うバンドMr.Children
Mr.Childrenは1992年にデビューした4人組の国民的ロックバンドです。
私は、ファンクラブに入会して11年目なのですが、1番の魅力は「頑張ろう」、「応援しているよ」などと歌でポジティブを強要するのではなく、Mr.Childrenの4人の内にある「本質的な思い」が歌によって引き出されて、結果として聴く人のネガティブに寄り添い、繋がることが出来るところだと思います。
誰かを励ますのではなく、自分自身を開放することにより、その結果、誰かと繋がり何かをプラスに作用していく流れをMr.Childrenの楽曲から感じます。デビューから30年近くたった今なお、日本の音楽シーンでトップを走り続けることが出来る理由がそこにあると感じます。
ボーカルの桜井和寿さんの多彩な感情から生まれるメロディーと歌詞、それを引き立てる鈴木英哉さんのドラム、中川敬輔さんのベース、田原健一さんのギターがバックアップするチームワークも必見です。
サッカーで例えると、FCバルセロナのメッシ選手を引き立てるために他のチームメイトが自分の役割に徹していて、お互いに良さを導き出しているのと同じような関係性があります。
1992年〜1997年、1998年〜2000年、2001年〜2009年、2010年〜2021年と、それぞれの期間によって全く別のアーティストではないかと思うほど楽曲が変化していて、たくさんの作品を楽しめることもMr.Childrenの特徴です。