アクションゲームのタブー全てに触れた作品
とにかくのこのゲームは「アクションゲームのタブー全てに触れた」と言っても過言ではありません。それほど酷い作品と自信を持って言えます。
「初プレイでも40分でクリアできる内容の薄さ」、「飛び蹴りをひたすら繰り返して行えば簡単にクリアできるという、ゲーム性の欠如具合」、「格闘ゲーム風の戦闘アクションという体を取っているが、ザコ敵との戦いは避けたければ画面外に逃げて回避可能という欠陥仕様」、どれを取ってもクソゲーの要素ばかりです。
ストーリーも、原作を無視したゲーム製作者サイドの都合丸出しな内容であり、原作ファンにとってはとても理解が出来ないものとなっています。
自分は実際にプレイしましたが、「このような作品を、たとえ中古品とはいえよく購入したものだ」と自分自身に呆れました。100円で購入したと記憶しますが、これはいわゆる「お金を貰ってもやりたくないゲーム」です。ゲームボーイについて知らない世代にとっては「ゲームボーイ作品なんてこんなものだろう?」と感じられるかもしれませんが、この作品が発売された1992年当時の他の作品と比べ非常にレベルが低いです。2020年代の基準でも「楽しい」と思う名作がいくつか登場した1992年のゲームボーイソフトとは到底思えません。そのようなことから、評価は1点以外ありえません。