『クイーンズ・ギャンビット』はチェスを知らなくても楽しめる
《あらすじ》
孤児院に預けられた女の子がチェスの才能を開花させて、アルコールと薬物に溺れながらも養母を養って幸せを掴むお話。
役者の演技と顔芸が上手いので、チェスを知らない人でも対局の内容が把握できます。
もっと強い対局相手を求めて、ストイックに努力する主人公が格好いいです!
対局中に、より強い相手と戦っている時にだけ見せる不敵な笑みが、とってもキュートです!
《ネタバレ》
主人公の実母は情緒不安定な数学者で、別れた夫に復縁を迫ったものの断られてしまい、帰り道に主人公と無理心中を図って亡くなってしまいます。
生き残った主人公は孤児院に預けられます。
ある日、主人公は、孤児院で働く用務員さんが一人でチェスの棋譜並べをしている様子に興味を持ち、隣で観戦するだけで駒の動きを覚えてしまいます。
用務員さんからチェスの定跡とルールを教えてもらって練習対局を繰り返していたところ、持ち前の才能を発揮してみるみる上達します。
孤児院の近くにある高校のチェス部顧問に紹介されて、多面指しで高校生に勝つまでになりました。
その後養父母に引き取られて一時期チェスからは離れるのですが、チェスの大会に参加して地区大会で優勝します。
その頃養祖父が離婚し、養母を経済的に支える必要があり、チェス大会で賞金稼ぎしようと決意します。
その後世界各地のチェス大会で好成績を残し、世界チャンピオンを目指すことになるのですが…。
薬物依存とアルコール依存という問題を抱えながらも一家の大黒柱としてチェスで賞金を稼ぐ姿はとてもかっこいいです。
養母と本物の親子以上の絆で結ばれた回は泣きました。
とてもよくできたドラマなので、是非一度ご覧になってください。