咲-Saki-

『咲-Saki-』(さき)とは、小林立による日本の漫画作品。『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて2006年4号より連載されている。
主人公の宮永咲が所属する清澄高校がインターハイ優勝を目指す異能力麻雀物語。麻雀が日常に浸透している日本という世界観で、競技に参加する多くの登場人物が
異能力をもった少女である。個性的なキャラクターが多く、麻雀も丁寧に描写されている物語として人気を博している。
スピンオフ作品が多く連載されており、主人公たちの日常やライバル校の日常、過去などが描かれている。
テレビアニメ第1作は2009年4月から9月までテレビ東京系列 (TXN) にて放送された。第2作はスピンオフ作品である「阿知賀編」が2012年4月から7月までテレビ東京系列 (TXN) にて放送された。第3作は2014年1月から4月にかけて、テレビ東京系列(TXN)にて放送された。

konnichiwawawa2009のレビュー・評価・感想

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咲-Saki-
9

変わった能力系麻雀アニメ

小林立氏が描く、麻雀が競技として確立されている世界で奮闘する少女達を描いた作品です。
この作品が他の麻雀アニメ漫画と一線を画す所は、なんといっても「雑魚キャラがいない」ところだと思います。
キャラクター個々は特徴的なオカルトじみた能力を所持していて、その能力を駆使して強敵と戦っていくアニメなのですが、強力な能力がないものの単純なスキルや経験で立ち向かうキャラクター達も存在します。
そのキャラクター達は数十人にもなるのにもかかわらず、影が薄いキャラクターがほぼ存在しません。
どのキャラクターにも過去があり、そして未来に向けて同じチームメンバーとそれぞれの思いを背負って卓に座ります。
主人公率いる清澄高校を応援したくなるのは当たり前ですが、それぞれが大会に至るまでの過程や過去などを回想でしっかりと描写しているため、どのキャラクターに対しても愛着が湧き、応援したくなります。
もちろん麻雀の内容も超本格的で、現実世界ではありえないような配牌や流れ、簡単に役満が上がられる等、麻雀を知らない人でも楽しめるし、麻雀を始めるきっかけになったアニメとしてこの作品を挙げる人も少なくはないでしょう。