浜崎あゆみ / Ayumi Hamasaki

浜崎あゆみ / Ayumi Hamasaki

浜崎あゆみ(はまさきあゆみ)は、キッズモデル・アイドル時代を経て1998年に歌手デビューした福岡県出身の女性歌手である。ayuという愛称で親しまれている。
1998年、1stシングル『poker face』でデビュー。翌年にリリースしたアルバム『A Song for ××』がミリオンセールスを記録し、大ブレイクを果たした。同年、7thシングル『LOVE 〜Destiny〜 / LOVE 〜since1999〜』で自身初となるオリコンシングル1位を獲得。CMにも次々と出演を果たすなど、活躍の場を広げていった。年末には『第50回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。その後も2000年に16thシングル『SEASONS』、2003年に19thシングル『M』がミリオンセラーを突破。2001年にリリースした自身初のベストアルバム『A BEST』に関しては、は400万枚以上の売上を記録している。また楽曲のみならず彼女のファッションやメイクをお手本にする若者たちが急増し、ファッションリーダーとして、ネイルアート、大きなサングラス、豹柄などを流行させ社会現象となった。
その後もヒットを連発し、2006年には、ソロ歌手および女性ボーカルでは史上初のシングル総売上2,000万枚を達成させた。2023年には、デビュー25周年を記念し、全国47都道府県ホールツアーを開催した。

sharunakkuのレビュー・評価・感想

浜崎あゆみ / Ayumi Hamasaki
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「浜崎あゆみ」とは何者なのか

デビューをしてから歌姫の名を欲しいままにしてきた彼女。ファッションリーダーとしての一面もある彼女は、CDではなくダウンロード形式での楽曲販売を行ったり、「浜崎あゆみ」をもっと深く知りたい人のために、ファンクラブ会員専用の「浜崎あゆみブログ」を運営している。オンラインライブを成功させ、第二子をお腹に宿らせつつ、このコロナ禍でのライブを成功におさめた。小説「M」は「浜崎あゆみ」と「松浦勝人」から聞いた恋愛話を中心に書かれている。後にドラマ化されたのが「M 愛すべき人がいて」だが、小説「M」は参考資料であり、「M 愛すべき人がいて」は謎めいていた「浜崎あゆみ」と「松浦勝人」の関係を知るひとつのきっかけとなった。コミカルながらも、「浜崎あゆみ」の歌に散りばめられていた謎の言葉へ納得いく部分も多く存在していた。PVは「浜崎あゆみ」が正式に原案を出すようになってから、歌に沿いつつも「浜崎あゆみはどんな気持ちでいたのだろう」という好奇心を解く楽しさも持っている。2020年クリスマスライブを有観客ライブからオンラインライブへ切り替え、大成功をおさめた。例年どおり行われる予定だったカウントダウンライブでは、会場へ足を運ぶ予定だったファンも、足を運ぶ事が出来なかったファンも、受注生産グッズが平等に同じ日付で届くように配慮がなされていた。残念ながらスタッフの1人がコロナにかかってしまったため、「浜崎あゆみ」も濃厚接触者となり、カウントダウンライブは幻のものとなった。今まで出されている歌や出回っている「浜崎あゆみ」に関する話は、どこまでが本当なのか。「浜崎あゆみ」本人が語っているその時系列で合っているのか。「真実は2人しか分からない」。不器用ながらもまっすぐな気持ちを、様々なツールを用いて語る「浜崎あゆみ」は何者なのか。女心や繊細な精神、豊かな発想力。そのパズルのピースを組み合わせて、自分の思う「浜崎あゆみ」を完成させ、それが本来の「浜崎あゆみ」とどのくらい近いのかを見比べるのにも、とても興味深いアーティスト。もちろん、歌やPVをナチュラルに楽しむ事も可能。