打首獄門同好会

打首獄門同好会

打首獄門同好会(うちくびごくもんどうこうかい)とは、日本のスリーピースロックバンド。
2004年結成、2006年に現メンバー構成となった「打首獄門同好会」は、2010年にインディーズレーベルLD&Kと契約。ジャンルは「生活密着型ラウドロック」と「脱力系ラウドコア」。バンド名は時代劇ドラマ「遠山の金さん」に由来する。略称は「打首獄門」。メンバーは、ヴォーカル&ギター・大澤敦史、ドラム・河本あす香、ベース・junko。バンドは一度もメジャーデビューせず、インディーズとして活動を続けている。
リーダーの大澤敦史は、楽曲制作やバンド運営を担当。ボーカルを兼任し、声が筋肉少女帯の大槻ケンヂに似ていると評される。ベースのjunkoは2018年に還暦を迎え話題となる。河本あす香は結成当時からのメンバーでドラムを担当している。
物騒なバンド名とは裏腹に、楽曲の内容は人気のお菓子や日本の名産、日常で感じたことなど、生活感溢れるものが多い。親しみやすい緩めの歌詞にラウドロックサウンドを乗せたスタイルから、自らの音楽ジャンルを「生活密着型ラウドロック」としている。
代表曲は、2015年5月6日にリリースされた1stシングル収録の「日本の米は世界一」や、2017年1月25日にリリースされた7thアルバム『やんごとなき世界』収録の「きのこたけのこ戦争」など。2009年5月20日リリースの『庶民派爆弾さん』や、2010年10月26日にリリースされた『打首獄門同好会さんが猛烈に自己アピール中です。』に収録された、曲中にかつて登場したうまい棒の味の種類が多数登場する「デリシャススティック」も人気を博している。他にも「布団の中から出たくない」、「きのこたけのこ戦争」、「フローネル」などがあり、いずれも日常的なテーマをユニークに扱う曲が多い。「布団の中から出たくない」のミュージックビデオは、こうぺんちゃんが可愛い、面白いと大きな反響を呼んだ。
ライブでは開演前にうまい棒が配られ、ライブ中にはサイリウム代わりにうまい棒を振ることが恒例となっている。

tanuki6のレビュー・評価・感想

打首獄門同好会
9

怖い名前だけど実はほっこり

『打首獄門同好会』って名前ってなんか怖い。
それだけで避けて通るのはもったいない!
実は3人組ほっこりバンドなんです。
会長の『大澤』は、作詞作曲、ギターボーカール、広報など、多彩な実力を披露し、グループに貢献しています。
そして、ドラムの『あす香』は、ボーカルも担当。
力強いドラムと、高音でブレのない歌声はどうやって両立されているのか不思議になるパワフルな女性です。
そして、最後の一人である『Junko』は、金髪ロングヘアでギャルファッション、ベースを担当する打首のヒロインかと思いきや、なんと還暦を超えていることを隠していたとんでもない女性!
会長とあす香より20歳くらい上ですが、二人はしばらくその年齢を知らずに活動していたんだそうです。
この3人が奏でる音楽は、『生活型ラウドロック』と言われていて、激しい曲調ですが、題材はとても身近なものです。
一番有名なのは、『日本のコメは世界一』という曲です。
国からも認められ、なんと首相官邸に赴き、赤と黒がほどこされたおどろおどろしいギターを安倍晋三元首相に進呈したりしていました。
他にも、『布団の中から出たくない』、『はたらきたくない』、『デリシャスティック(うまい棒について)』、『ドーナツ化現象(ミスタードーナツについて)』など、親しみやすい曲がたくさんあります。