知る人ぞ知る、国民的少年漫画!
この作品は、主人公『モンキー・D・ルフィ』が、海賊王を夢見て世界中を冒険をする物語です。
ルフィは冒険をする中で、仲間を増やしていきます。
作中では登場人物の家族や仲間との絆について描かれる場面が多く、また、「意志を受け継ぐ者」の存在が所々で明らかになります。
例えば、主人公『モンキー・D・ルフィ』は海賊王『ゴール・D・ロジャー』の意志を受け継いでいるような描写があり、他にもかつて海賊王のクルーであった『光月おでん』の意志は、『ヤマト』が受け継いでいます。
誰かが死んでも、他の誰かがその人の意志を受け継いでいくのです。
また、作品中には数多くの伏線が存在し、何年も前の伏線が、ある日突然回収されることはよくあることです。
例えば、第72巻でルフィを崇拝する『バルトロメオ』というキャラが登場しますが、彼は第11巻でルフィが処刑されそうになった際の観衆の中に写っていました。
その際に、ルフィの「死を恐れない姿」に感動し、彼を崇拝するようになったそうです。
また第12巻では、50年間ある海賊の帰りを待つ『ラブーン』という大きなクジラが登場するのですが、それだけ長い間帰ってこないということはもう死んでいるだろう、と思われていました。
しかし、その海賊のメンバーの一人がのちにルフィの仲間となる『ブルック』という人物だったのです。
彼は第47巻で登場し、再びラブーンに会うためにルフィとともに冒険に出るのです。
このように、何気ないシーンや会話が重要な意味を持っていることが多いため、見落とさないように読むととても楽しいです。