圧倒的なバトル描写! 「ワンパン」による爽快感!
「ワンパンマン」はONE先生が手掛けるヒーローものの、ギャグアクション作品です。
現在では、「アイシールド21」等を連載した村田雄介先生による絵柄をリメイクした作品も同時に執筆されています。
私がオススメがするのは、村田雄介先生によるリメイクされた絵柄による「ワンパンマン」です。何といってもその絵の迫力!爽快感!これが他のバトルものより群を抜いていると私は思います。またバトルも「激しいんだけど、手や足が線ばっかり」といった単調な動きに終始せず、動きの一つひとつが細かく丁寧に描写されています。例えば、この作品では体が機械でできたヒーローが登場しています。彼の決め技こそ手から極太のビームのようなものが出る大技なのですが、腕から相手を固定するワイヤーが飛び出す、足から相手の動きを止める粘着液が出る、体が半分にされても胴体のみで動く、といったメカという特徴を活かして様々なアクションを見せて楽しませてくれます。
絵柄という一つ目の魅力に加えて、もう一つの魅力は主人公のヒーローが敵である怪人を文字通り「ワンパン」でやっつけてしまうところです。一見するとこれは、あまりにも主人公が強すぎて興覚めしてしまう、萎える、といったネガティブな要素なのですが、そうはならないのがこの作品の持ち味。
この作品に出てくるヒーローは皆、常人以上に滅茶苦茶強いキャラが多いです。しかし敵となる怪人もまた非常に手強く、ほとんどがギリギリのバトルとなっています。味方が死力を尽くして奮闘し、それでもなお倒せないといった、最後の最後の状況でようやく主人公が登場します。そしてあたかも「ギャグ」のような強さで敵を一撃で粉砕。
この主人公が登場するまでのシリアスな展開、そして主人公登場からワンパンまでの流れで感じるカタルシス・爽快感が、この作品の最大の面白さ・魅力かと思います。
WEBで無料で読める事も読者にとって手軽でありがたい点です!ONE先生による原作もまたWEBにて無料公開されています!
ぜひとも、一読してください。損はない作品かと思います。