桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

『桜蘭高校ホスト部』とは葉鳥ビスコ原作のマンガおよびそれを元にしたアニメ。2002年月刊少女雑誌にて連載開始、2010年に完結。単行本は18巻、累計発行部数は1100万部を超える人気作。国内だけでなく世界各国で翻訳されている。

goma_96のレビュー・評価・感想

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桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club
9

元気が出る神アニメ

このアニメのメインはホスト部という部活である。親が会社の社長だったり、政治家だったりと上流階級並みの家柄の息子や令嬢ばかりが通う私立桜蘭学院。そこへ高等部から編入してきたのが特待生1年の藤岡ハルヒ、主人公の女の子である。主人公は、不注意にもホスト部の活動場所で傍にあった花瓶を割ってしまう。その花瓶はオークションに出す予定のものだった。花瓶の弁償として借金を作ってしまい、借金を返していくためにホスト部の雑用係として働くことになる。主人公は女の子だが、偶然にも髪は短く、眼鏡を外せば見た目は男の子に見えるのだ。
日常系のアニメではあるが、様々な事件やトラブル・ラブストーリーもあり、面白い話が盛りだくさんの26話である。加えて、ホスト部員たちは個性あふれるキャラクターが勢揃いだ。キャラクター一人一人が家庭の事情や兄弟の悩み、色々な問題を抱えている。それらをホスト部員たち皆で乗り越え、成長していくのである。観ている側も自身と重なって見えて胸に刺さる部分があるのではないだろうか。彼らの経験と成長が、自分たち観客に自身と向き合おうという気持ちにさせ、パワーや勇気・元気を与え、また頑張ろうと思わせてくれる。一度観たら何度でも観たくなる神アニメである。