桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club

『桜蘭高校ホスト部』とは葉鳥ビスコ原作のマンガおよびそれを元にしたアニメ。2002年月刊少女雑誌にて連載開始、2010年に完結。単行本は18巻、累計発行部数は1100万部を超える人気作。国内だけでなく世界各国で翻訳されている。

kimu15009のレビュー・評価・感想

桜蘭高校ホスト部 / Ouran High School Host Club
8

笑える少女マンガ

まず作品名で読むのを躊躇してしまう人が多いんじゃないかなと思います。
私もそうでしたが、いざ読んで見るととても面白くて笑えるマンガでした。個人的にこれは作品名と表紙の絵からは想像がつかない内容で、期待を越えて面白かったです。

お金持ちの家の人間が通う高校が舞台で、ホスト部という部活をしている登場人物たちの話なんですが、1話でそのホスト部に男に間違われた主人公の女の子、ハルヒが半ば強引に入部することになってしまうところから物語が始まります。

ホスト部には女の子は入部出来ないので、ハルヒはホスト部以外の生徒には女の子ということを隠して学園生活をおくっていくのですが、ハルヒは動揺もせず一貫して冷めた性格で、他の少女マンガにはあまりいないタイプの主人公です。そんな主人公も、このマンガにある魅力の一つですね。

またハルヒは、お金持ちの家の子どもというわけではなく優秀な成績で入学できた特待生で、そこをホスト部だったり他の生徒も巻き込みながら意図せずいじられて面白いストーリーになっています。
特にホスト部には物凄いお金持ちの子どもが揃っていて世間知らずなところもあるので、色々とハルヒの生活を想像しては貧乏で可哀想だとみんなで哀れむところが面白いです。それをハルヒが冷たい目で見ていたり冷ややかにツッコむところがまた面白いです。

序盤は面白おかしく物語が描かれていきますが、段々と少女マンガらしく恋愛要素も入ってきます。
私は少女マンガも好きですが笑えるマンガも大好きなので、私のようにどっちも好きな人にはオススメします。