テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

『テラフォーマーズ(TERRA FORMARS、テラフォ)』は、作画が橘賢一・原作が貴家悠によるコミック作品。『全国書店員が選んだおすすめコミック2013』で2位で、『このマンガがすごい!(2013年)』オトコ編では1位となった。累計発行部数は1600万部(2016年4月時点)を突破している。
火星開拓の副作用で異常進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の存続をかけた戦いを描く。

majin372のレビュー・評価・感想

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS
8

ゴキブリ対人間の戦いが始まる

本編では裏切りや政治、策略等非常に難しい感じに話が進み、一見入りずらいように感じる人もいるかもしれません。
しかし、そんなことはなくこの漫画を読むのに必要なものは少年のような熱い心だけです。
めちゃくちゃ強そうな敵が人間を殺しにくる絶望的な状況。
ただ人類も黙ってはいない。MO手術という虫の力を人類に移植する技術を用いて人型ゴキブリと殴り合います。
基本的な展開は、【人型ゴキブリが人類を襲う→MO手術を受けた人間が助けに行く→移植された生物や植物の紹介→ボスみたいなやつ倒せそうになる→でも敵のほうが一枚上手で人間負けそう→負けそうな人間の回想→覚醒して敵を倒す】といったものです。
この流れが最高に盛り上がるんです。非常に勢いがある絵と迫力があるコマ割りで、さらに原作者の方が格闘技が好きらしくその経験が十分に生かされた迫力のある戦闘シーン。
ほかにも地球にこんなにすごい生物が存在しているのかと勉強になったりする場面も多数あります。
電気ウナギの紹介シーンは当時の連載漫画で一番面白いと感じるほどでした。
この漫画は、以前に書籍で第1位に選ばれたこともあり非常に知名度が高い漫画ですので、改めて紹介いたしました。