テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS

『テラフォーマーズ』とは、貴家悠(原作)、橘賢一(作画)による漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画作品である。2011年の『ミラクルジャンプ』創刊号より連載を開始し、同年6号まで掲載された。
舞台は火星。人類がテラフォーミング(地球化)のために放ったゴキブリが驚異的な進化を遂げ、「テラフォーマー」となっていた。人類は虫の力を使って昆虫人間へと変身し、対抗を試みるのだった。斬新かつ衝撃的な設定やバトル描写が魅力の作品。

majin372のレビュー・評価・感想

テラフォーマーズ / TERRA FORMARS
8

ゴキブリ対人間の戦いが始まる

本編では裏切りや政治、策略等非常に難しい感じに話が進み、一見入りずらいように感じる人もいるかもしれません。
しかし、そんなことはなくこの漫画を読むのに必要なものは少年のような熱い心だけです。
めちゃくちゃ強そうな敵が人間を殺しにくる絶望的な状況。
ただ人類も黙ってはいない。MO手術という虫の力を人類に移植する技術を用いて人型ゴキブリと殴り合います。
基本的な展開は、【人型ゴキブリが人類を襲う→MO手術を受けた人間が助けに行く→移植された生物や植物の紹介→ボスみたいなやつ倒せそうになる→でも敵のほうが一枚上手で人間負けそう→負けそうな人間の回想→覚醒して敵を倒す】といったものです。
この流れが最高に盛り上がるんです。非常に勢いがある絵と迫力があるコマ割りで、さらに原作者の方が格闘技が好きらしくその経験が十分に生かされた迫力のある戦闘シーン。
ほかにも地球にこんなにすごい生物が存在しているのかと勉強になったりする場面も多数あります。
電気ウナギの紹介シーンは当時の連載漫画で一番面白いと感じるほどでした。
この漫画は、以前に書籍で第1位に選ばれたこともあり非常に知名度が高い漫画ですので、改めて紹介いたしました。