永遠に語り継がれる映画です
1973年に公開されたアメリカ映画なので、すでに半世紀前の古い映画だと言えます。しかし公開当時に観た衝撃は、今でも変わらないほどの映画と言えます。主演は香港出身のブルース・リーですが、ヌンチャクを高速で振り回すシーンは誰にも真似できません。さらに怪鳥音と言われる雄たけびで次々と繰り出す足技で敵をやっつけるところは爽快で、手に汗にぎります。彼は公開当時にはすでに亡くなっていたこともあり、伝説の人になっていました。映画の中身は、敵に妹を殺された兄が孤島で開催された敵のトーナメントに参加し、最後には敵の親玉をやっつけるという簡単なストーリーになっています。冒頭でブルース・リーがプロレス風パンツだけで同様の相手とグローブだけはめて戦うシーンが流れます。ブルース・リーは意外に細身ですが、筋肉が隆々としているうえに動きが機敏なので、ここだけ見ても価値があります。アジア人なので小柄ですが、いざ戦うとなると大きく見えるのが不思議です。当時すでに病に侵されていた感じもありますが、表情にはすごみもあり、時々見せるユーモアあふれる笑顔も素敵です。男が男に惚れるということを初めて経験しました。当時高校生でしたが、みなブルース・リーの真似をして遊んでいました。最近見返すことがありましたが、まったく色褪せておらず、新鮮でわくわくしながら観ることができました。アクション映画の最高峰であり、これからもブルース・リーのような優れた格闘家であり役者は現れることはないと思っています。