Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-

『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』とは、2014年8月から刊行されている志倉千代丸によるSFオカルトライトノベル、およびそれを原作としたテレビアニメなどのメディアミックス作品。オーバーラップ文庫より2014年8月から刊行されている。メディアミックス企画として進行しており、各媒体で異なる展開となる。テレビアニメは2016年10月から12月にかけて放送された。
吉祥寺に住む高校生・我聞悠太(がもん ゆうた)は、一攫千金を狙ってオカルト否定派ブログ「キリキリバサラ」を運営していた。ブログのネタを探す彼の周囲には、特殊な能力や悩みを持つ9人の男女が、磁石に吸い寄せられるように集まり始める。ある日、悠太がブログの助言を求めた教授が惨殺され、その直後、井の頭公園の池から256体もの水死体が発見されるという凄惨な事件が発生する。

Tommy_1031のレビュー・評価・感想

Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-
9

嫌悪感を感じさせない痛快なスタイリッシュグロ

吉祥寺を舞台に繰り広げられる、オカルティックな事件の数々と科学が連なって広がる奇想天外なストーリー。
「STEINS;GATE」などで有名な志倉千代丸の未完結ライトノベルを原作としたアニメーションで、監督は「四月は君の嘘」などを手がけたイシグロキョウヘイ。
グロテスクな表現を多分に含む作品ですが、演出の妙でコミカル且つスタイリッシュに描かれており、グロテスクな画が苦手な人でも楽しめてしまう不思議な作品になっています。
いくつもの謎と個性的なキャラクター達それぞれの視点が絡み合う息もつかせぬ展開に、気付けばその世界観に飲み込まれていました。
声優さんたちのお芝居も圧巻です。異常な速度で進むセリフの応酬に、当然のように乗る感情。アップテンポな劇伴と共に繰り出されるオタク感の強いまくし立て会話に思わず楽しい気分にさせられます。
全力でコミカルに不謹慎で、とてもリアルなのにスタイリッシュ。そして、どこか優しく温かい。
アニメだからこそ出来る、映像作品として突き抜けた作品です。
但しひとつだけ留意して欲しいのが、あくまで映像作品として突き詰められているものであり、謎解きモノではないというところ。ハッキリした結論があるわけではないので、謎解きをするような俯瞰した気持ちで見ると裏切られた様な気持ちになるかもしれません。
ジェットコースターに乗る様な気持ちで、直感任せにイッキ見して欲しい作品です。