ストロボ・エッジ / Strobe Edge

『ストロボ・エッジ』とは、2007年7月号から2010年9月号まで『別冊マーガレット』(集英社)に連載された、咲坂伊緒による少女漫画である。コミックスは全10巻が刊行され、累計発行部数は580万部を超えた。
ストロボ・エッジという言葉は「恋をした時の眩しくて、胸に突き刺さるような強い想い」を作者が表現した造語。
本作は純粋な主人公の木下仁菜子(きのしたになこ)と、学校で絶大な人気を誇る一ノ瀬蓮(いちのせれん)と蓮の友人である安堂拓海(あんどうたくみ)が、一度は全員振られる片思い青春学園恋愛漫画である。
2010年8月25日にドラマCDが発売され、仁菜子の声を豊崎愛生、蓮の声を中村悠一、安藤の声をKENNが担当した。VOMICも4話が公開され仁菜子の声を川澄綾子、蓮の声を宮野真守、安堂の声を代永翼が担当した。2015年3月14日には実写映画が公開され、仁菜子役を有村架純、蓮役を福士蒼汰、安堂役を山田裕貴が演じた。この作品で有村架純は「第58回ブルーリボン賞」主演女優賞を受賞した。

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ストロボ・エッジ / Strobe Edge
9

叶えたいけど叶えられない純粋な恋だと思っていた

少女漫画の実写版で毎朝通学の時一緒の電車に乗る男の子に恋する高校生の女の子のお話。
一目見るだけで嬉しくて、話せたらもっともっと嬉しくて、その先を期待してしまう。勇気を出して告白するが、彼女がいると断られてしまう。彼には彼女がいる。そんなこと分かっていても、簡単には諦められない。純粋にただ好きという気持ちを持ち、心から相手の幸せを祈る。

そんな恋する主人公、木下仁菜子を演じるのは有村架純、相手役の一ノ瀬 蓮を演じるのは福士蒼汰。
見た目からほんわかした2人。順調に育まれそうな恋だけど、最初から彼に彼女がいることがただのハッピーな恋と片付けられない。それまでの少女漫画とは少し違う。

同じクラスになり、少しずつ友達として2人の中が縮まっていくのを、心配して見ているのが、蓮の彼女是永麻由香(佐藤ありさ)、仁奈子に片思いをする安堂拓海(山田裕貴)。
学生だがモデルの仕事もする麻由香は、両親が離婚危機にあり、少し情緒不安定。「変わらないものはない」という事実を親から突きつけられ、蓮もいつか離れていってしまうのではないかと不安になる。
蓮は仁奈子を気になっている自分に気づくが、その思いに蓋をすることが正しいことだと、麻由香を精一杯支え続ける決心をするが…。一方の拓海は蓮の気持ちに少しずつ気付きつつ、自分の思いを仁奈子に伝え続ける…。

この映画は何回みたか分かりません。それくらい魅力的な映画です。どの出演者目線でみるか、それによっても気持ちがどんどん変わっていく映画です。ただ、最後にはみんなそれぞれ自分の思いを大事に前に進んでいきます。青春っていいなと思わせてくれる映画です。