打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』とは、1993年にフジテレビで放送された岩井俊二監督・脚本によるテレビドラマ作品である。また、これを基にした1995年公開の劇場映画作品や、2017年公開のアニメ映画作品も展開されている。
本作はもともと、フジテレビのオムニバスドラマ番組『if もしも』の一篇として1993年8月26日に放送された。当時は若手であった岩井俊二の評価と知名度を一気に高めるきっかけとなった作品であり、映像に色調調整などを施してフィルムのように見せる「フィルム効果(F効果)」を導入するなど、当時のゴールデンタイムのテレビドラマとしては非常に先進的な試みが行われていた。その高い芸術性が評価され、テレビドラマとしては極めて異例となる日本映画監督協会新人賞を受賞。1995年には、劇場用映画として再構成され一般公開された。
ドラマ版の物語は、勝負の結果によって展開が「Aパート」と「Bパート」の2つに分岐する構成となっている。小学生の典道と祐介は、同級生のなずなに密かに恋心を寄せていたが、彼女が親の離婚によって2学期から転校することを知らなかった。親への反発から駆け落ちを企てたなずなは、プールで競争する2人を見て「勝った方と一緒に行く」という賭けをする。典道が負けて祐介が勝つ「Aパート」では、祐介が約束を反故にして男友達と「打ち上げ花火を横から見たら丸いのか、平べったいのか」を確かめる約束を優先してしまい、なずなは母親に連れ戻される。後悔した典道が「もし自分が勝っていれば」と願うことで始まる「Bパート」では、プールで勝利した典道がなずなと行動を共にする。2人はバスや駅を巡り、夜の学校のプールで水遊びをしたのち、叶わぬ再会を約束して別れる。一方、祐介たちは灯台に向かうも花火を見逃すが、典道は祭りの中で出会った教師の紹介により、特別に一発の花火を打ち上げてもらう。これにより、典道は下から、祐介たちは横から花火を目撃することになる。
2017年8月18日には、全国約300スクリーンで同名のアニメ映画が公開された。総監督を新房昭之、脚本を大根仁が務めた。アニメ化にあたり、新房の「小学生だと芝居をさせにくい」という判断から、主人公たちの年齢設定は中学1年生へと変更されている。制作にあたっては原作者の岩井俊二も打ち合わせに加わり、作中で時間が巻き戻るきっかけとなるキーアイテム「もしも玉(スタッフ間での通称)」のアイデアを出すなど、新たな解釈を加えた物語として再構築された。アニメ版では「茂下(もしも)町」を舞台に、8月1日の登校日、海辺で不思議な玉を拾ったなずなと、彼女の母親の再婚に伴う転校を背景とした切ないSFファンタジーが描かれている。

mojanajatama4のレビュー・評価・感想

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
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恋愛アニメ。タイムループものだけど、ただの恋愛アニメ。

見終わったあと何も残らない、ただの恋愛アニメです。
ただ、映像は綺麗でした。現実では見られない花火の描写も美しかったです。
それだけだったので、見終わったあとに満足感はなく、感動の余韻的なものはありませんでした。

ヒロインは早熟な女の子、もしくはそれに憧れている女の子なのですが、それすら判断しづらいくらい深みが足りず、雰囲気だけ再現した感じの仕上がりです。憧れてる男の子からしたら神秘的に見えたりもしそうなシーンが、そこまでのテンションに持って行って貰えなかった視聴者からすると「何そのアニメでありきたりの展開は…しかも無駄に長くて必要性もない…」と白けてしまい、何を見せられているんだという気持ちになってしまいます。そんなシーンの尺が長かったり感情移入できないままで到達すると、どんなに美しい絵でも苦でしかありません。
主人公の男の子はちょっと抜けたところがある奥手な子で、こちらの心理描写はそこそこ描けていたように思います。

そもそも、わざわざタイムループを何度も取り込む程のストーリーだったのかとも疑問に思え、恋愛ものに何かひと味加えようと思ったのであれば、これじゃなかっただろう感が強いです。

それでも一度は見ておくべきかと聞かれたら、高確率で必要ないと思います。