映画「ムカデ人間」について
ムカデ人間はB級ホラー映画です。トムシックスが監督脚本を務めたかなり下品な内容の映画です。
下劣でグロい内容のため最初は日本での公開は見送られていたのですが、口コミが広がり劇場での公開が決まった作品です。
元々は天才外科医だった主人公がマッドドクターとなり、犬3匹をつなげるという手術を行ってい他のですが、犬だけでは飽き足りずに、とうとう人間でも行ってしまいます。人間を無差別に誘拐し、睡眠薬で眠らせている間に、口と肛門をつなげて、まさに「ムカデ」状態にしてしまいます。手術中に痛みで目が覚めてしまっても、おかまいなしにつなげていく狂気さと逃げたくても逃げられない被害者の攻防が続きます。ものすごくグロい映像なので人によっては最後まで見ていられない種類の映画です。ただただ気持ち悪い映像が続きます。しかしただのB級映画で片付けられないのはそれぞれのキャラクターです。マッドドクターは力のなさそうな老人で、誘拐された一人は日本人なのですがこの人のセリフがなんとも面白いのです。終盤でやってくる警察官とマッドドクターとの戦いや、その後迎えるムカデ人間のエンディング。。ブラックジョークがちりばめられていて意外とクスッと笑ってしまうところもあり、でもやっぱり変態で気持ち悪い映画です。