退廃的な世界観の美しさ
高難度の死にゲーである『ダークソウル』を売り出している、フロムソフトウェアのタイトルです。こちらの『Bloodborne』も負けず劣らず高難易度で、最初のボスにたどり着くまでに10~20回死んでしまうのは当たり前。最初のボスですら、倒した証のトロフィー取得率は50%前後を常に推移しています。そんな心を折りに来ることで有名なゲームではありますが、まず圧倒されるのは、19世紀ヴィクトリア朝をモチーフとした美しい世界観です。ヴィクトリア朝と言われてピンとこない方は、『シャーロック・ホームズ』の世界観をイメージされたら良いかと思います。ほのかなガス灯、アンティークな調度品、どこか西ヨーロッパを感じさせる街並みに陰鬱な闇夜が広がり、主人公はおかしくなった住人や獣たちに対面することになります。PV等で雰囲気に惹かれたならまず買って損はないと思います。しかし高難度という部分でやはり、アクションが苦手な人はためらうでしょう。でも、そこは数々の高難易度ゲーを作った有名会社。解決策は常に用意されています。地道なレベル上げ、敵の動きの研究を行い、何十回も挑戦すれば、必ず切り抜けられるようになっています。何度も挑み、無事に勝利したときの喜びはひとしおですよ。