「ひとりぼっちの異世界攻略」異世界もの作品かつ外れスキルもの作品
異世界〇〇という作品は非常に多くあり面白く読める作品が多いですが、この作品もそのひとつです。
ラノベ好きの主人公が、異世界転移に巻き込まれそうになった時に下手に逃れようとしたことで、転移させようとした神が主人公の事に気が付くのが遅くなってしまいます。神様は転移者に異世界で生きていけるようにスキルを与えるようにしていますが、スキルは有限で、既に与えてしまったスキルと同じスキルは選択できないものでした。出遅れてしまった主人公は外れスキルしか残っていない状況で神様に文句を言います。神様は切羽詰まって残りのいくつかの外れスキルを主人公に押し付けて異世界転移させてしまいます。
そんな感じでスタートした物語ですが、主人公はボッチ気質ながら、与えられたスキルを上手く組み合わせることでチートに近いような成長を遂げていきます。軽快なスタートのまま読み進めていくと、同じく転移させられたクラスメートたちに再び出会う機会が訪れます。クラスメートたちは最初スキルを使いながら協力関係で暮らしていたようですが、徐々に不良グループなどの反乱があったり、一部の女子が仕事をサボるようになってお互いに疑心暗鬼になっていました。逃げてきた女子グループを主人公が匿い助けていくかたちでストーリーが進んでいきます。
ひとりぼっちという言葉が付く作品ですが、思った以上にクラスメートを助けながら進んでいくストーリーは意外性もあり、面白く読める作品と思います。