CASIOPEA 3rd

CASIOPEA 3rd

「CASIOPEA 3rd」(カシオペア・サード)とは、日本のフュージョン・バンド。1977年に「カシオペア」(Casiopea)として結成、1979年にデビュー。その後は作品制作やライブをほぼ毎年続けてきたが、2006年に活動を一旦休止。2012年に「CASIOPEA 3rd」の名義で活動を再開し、2022年7月からは「CASIOPEA-P4」(カシオペア・ピーフォー)に名義に変更している。

nekozamurai88のレビュー・評価・感想

CASIOPEA 3rd
10

日本のトップフュージョンバンド

CASIOPEA 3rdは、言わずとも知れた、日本のトップフュージョンバンドである。CASIOPEA 3rdの魅力は、まず第一にリーダーである『野呂一生』が作る、楽曲の良さにある。キャッチーなメロディーに、高度なアレンジがなされている点がとても優れている、と私は思う。代表作を挙げると、『アサヤケ』、『ドミノ・ライン』に始まり、『ファイト・マン』、『ときめき』、『ディズ・オブ・フューチャー』、『ビヨンド・ザ・ギャラクシー』と枚挙にいとまがない。そして第二に、ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人のメンバーの、演奏能力の高さである。4人が作り出す、ビートの利いたアップテンポの曲は、切れ味抜群。また、バラード曲では、表現力豊かな別の顔も見せてくれるのである。旧CASIOPEAでは鮮烈なデビューからライブの圧倒的なパフォーマンスが支持を受け、日本国内にとどまらず、ロンドン公演や、ワールドツアーと世界にも精力的に飛び出していた。旧CASIOPEA から一時休息時間を置いて、新生CASIOPEA 3rdとして新たなスタートを切ったわけだが、より深みを増すとともに、ますます演奏にも磨きがかかっている。とにかく、CASIOPEA 3rdは、音楽ファンの夢を乗せて走る、特急列車なのだ。