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日本のトップフュージョンバンド
CASIOPEA 3rdは、言わずとも知れた、日本のトップフュージョンバンドである。CASIOPEA 3rdの魅力は、まず第一にリーダーである『野呂一生』が作る、楽曲の良さにある。キャッチーなメロディーに、高度なアレンジがなされている点がとても優れている、と私は思う。代表作を挙げると、『アサヤケ』、『ドミノ・ライン』に始まり、『ファイト・マン』、『ときめき』、『ディズ・オブ・フューチャー』、『ビヨンド・ザ・ギャラクシー』と枚挙にいとまがない。そして第二に、ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人のメンバーの、演奏能力の高さである。4人が作り出す、ビートの利いたアップテンポの曲は、切れ味抜群。また、バラード曲では、表現力豊かな別の顔も見せてくれるのである。旧CASIOPEAでは鮮烈なデビューからライブの圧倒的なパフォーマンスが支持を受け、日本国内にとどまらず、ロンドン公演や、ワールドツアーと世界にも精力的に飛び出していた。旧CASIOPEA から一時休息時間を置いて、新生CASIOPEA 3rdとして新たなスタートを切ったわけだが、より深みを増すとともに、ますます演奏にも磨きがかかっている。とにかく、CASIOPEA 3rdは、音楽ファンの夢を乗せて走る、特急列車なのだ。