アイ・アム・サム / I Am Sam

アイ・アム・サム / I Am Sam

『I am Sam アイ・アム・サム』とは2001年に公開されたアメリカのドラマ映画である。監督はジェシー・ネルソン。知的障害で7歳児程度の知能しか持ち合わせていないサム。1人でルーシーを育て始めるが彼の養育問題が浮上し、児童福祉局に目をつけられてしまう。サムに対する社会の目は厳しく、ルーシーは施設で保護され2人は引き離されることとなった。それでも一緒にいることを諦めなかった親子の純粋の絆が描かれている。ネルソンの代表作の1つとなっている繊細な心模様の描かれた家族の愛の物語。

saikaのレビュー・評価・感想

アイ・アム・サム / I Am Sam
10

ほっこりするけど切ない...

この作品は、ひとりの女の子とそのお父さんの物語です。
どんどんたくさんのものを吸収し頭がよくなっていく女の子。一方で、お父さんだけど障がいが原因で、娘に知能を追い越されていく父親。
まわりのサポートがあったり、仲の良い友人のささえがあるものの、現実は厳しい。普段生活しているだけでは忘れてしまう、身の回りで起きているかもしれない話。

この作品を通して、今までの言動を見直すきっかけになるかもしれません。ジャンルとしてはドラマです。
素直に、素敵な言葉で周りを幸せな気分にしてくれる父親Samは、こちら視聴者までもをほっこりさせてくれるでしょう。
すくすくと、ちょっぴり周りの目を気にしながら、それでいてとてもやさしいお父さんを見守っているような娘がとてもかわいらしく描かれています。

ドラマで感動するシーンや切なくなるシーン、はたまたつい笑顔になるシーンもたくさんあるので、気負いすることなく楽しく見れる作品となっております。時代関係なく私生活でもかかわっていく可能性が大いにあるこのお話。
作品としてだけではなく、一回自分の生活と照らし合わしてみてもらうとより理解を深めながら観れる、とても素敵な作品です。