明王伝レイ

明王伝レイ

『明王伝レイ』(みょうおうでんレイ)とは、菊池としをによる漫画作品である。講談社の『週刊少年マガジン』にて1988年2月から第一部が、『少年マガジンスペシャル』にて1989年9月から第二部が連載された。
本作は、父親の胎蔵とともに拝み屋を生業とする高校生の少年・日輪黎(ひなわ れい)が、あらゆる明王を神懸からせて身体ごと変化する「変化霊媒体質」を活かし、魔物や人間の欲望を破邪していく姿を描く。第一部では、金にならない退魔行に励む中で黎が自身の重大な出生の秘密を知るとともに、世界が時代の裂け目へと突入し、堕天使ルシフェルと不動明王の化身である黎との壮絶な死闘へと発展していく。続く第二部では、ルシフェルとの決着を終えて天上界へ戻った黎が神霊としての全能力を取り戻し、自身の過去を述懐しながら、様々な天国や地獄の世界を行き来する能力や過去へのタイムトラベルを用いて、世の人々を善導していく務めを果たす物語が展開される。

huruidoのレビュー・評価・感想

明王伝レイ
3

幸福の科学信者が作った布教マンガ

当初は霊能力を駆使して敵を倒すと言った作品でした。
しかし時がたつにつれ作者が信仰していた幸福の科学の教義沿った宗教漫画へといつの間にか変貌していたのです。
もともと漫画を描く際の資料になるから入信してみたという不純な動機で幸福の科学に触れた作者でしたが、いつの間にか強固な信者と化し、それが作品にも表れます。例えばいきなり空に謎の仏像みたいなのが現れて人々を説法するという謎の話が掲載されました。そのときの主人公はなぜか感動のあまり大泣きし、その説法を聞き入って、そして終わりという意味不明な話があったのですが、その説法こそ幸福の科学の教えだったという衝撃の事実がありました。
これが終了直前になるとさらに顕著。
主人公の学校の先生が、死後の世界を信じたからこうして教えを説くことができた、という信者でなければ完全に置き去りにされる話でした。その様子はまさに宗教団体が宣伝のために作った漫画と瓜二つ。読者の頭の中にはいつの間にか幸福の科学の教えが教え込まれていたということになったのです。こういうことが原因で打ち切りになったかどうかは定かではありませんが、この作品を読むときは心してかからなければ洗脳されてしまう可能性があるので注意しましょう。