楽しくて、誰もがハッピーになれる名作映画です。
1992年製作の映画で、いまだに根強い人気のある作品です。
しがないクラブ歌手デロリスが、たまたま愛人の犯罪現場を目撃してしまい、追われる身となってしまいます。警察に駆け込み、かくまってもらうことになったのですが、その隠れ家は修道院でした。
元々、私生活が派手なこともあり、質素で閉鎖的な修道院での生活にすぐに嫌気がさしたデロリス。そんな彼女に唯一託された仕事、それは聖歌隊を指導して立て直すことでした。
こうしてデロリスは指揮者としての才能をめきめきと発揮していくわけですが、その過程が笑いあり感動ありで非常に面白いです。
まず登場人物が全員良いキャラで、悪役さえも憎めないほどに味があってチャーミング。
何年も修道院の中に閉じこもって勤めを果たしていた彼女たちが、破天荒で遊び好きなデロリスに感化されてどんどんアクティブになっていく様は、見ているこちらまで楽しくなってしまいます。
混ざり合うことはないかと思われたデロリスとシスターたちですが、聖歌隊の活動を通して、またデロリスの「町へ慈善活動に出掛けよう!」という姿勢に賛同し、互いに理解し合い、信頼関係を築き上げていきます。
ラストには居場所がバレて攫われて、大ピンチのデロリスをシスター皆で助けに行ったりと、彼女たちの絆に感動すること間違いなしです。
ストーリーも登場キャラクターも設定も何もかもが秀逸で傑作でした。