忘れられない歌声
この映画 「天使にラブソングを」(原題:Sister Act)は、主人公のデロリス(マフィアの愛人・ナイトクラブの歌手)が、ある事件をきっかけにカトリックの修道院でかくまわれ、そこでの騒動を描いたミュージカルコメディー映画です。主人公デロリスは名前をシスター・メアリー・クラレンスに変え、修道院という全く違う新しい環境で生活します。修道院での生活に、初めは戸惑い、逃げ出そうとするシスター・メアリー・クラレンス。しかし、ひょんなことから修道院の聖歌隊の指導を任されます。初めは音程やリズムがバラバラな聖歌隊ですが、シスター・メアリー・クラレンス指導のもと、素晴らしい歌声とパフォーマンスを習得します。気さくで面白い主人公のシスター・メアリー・クラレンスは、修道院で欠かせない存在になっていきます。そして、仲間のシスターたちと歌と音楽を通して深い友情を築いていきます。主人公や周りのシスターたちの心の変化が見どころです。特にシスター・メアリー・クラレンスと最初に友達になるメアリー・ロバート。彼女は内気で引っ込み思案な性格の持ち主。初めは誰も彼女が聖歌隊でソロパートをやるとは思いませんでしたが、シスター・メアリー・クラレンスによる特訓によって自信をもってソロパートができるようになります。1度聞いたら忘れられない歌声がこの映画の魅力です。