おさむの問題作
あの手塚治虫先生の問題作と言われています。
あらすじは、MWという毒ガスみたいなものがとある島に撒き散らされ、そこで被害にあった主人公・結城美智夫が成長して大人になり、日本へと復讐をするというサイコパスストーリーです。
この話の見所は、なんといっても、全く罪悪感もためらいもなく人を殺したり、嵌めていったりする結城の姿です。
そして、幼なじみのような、古馴染みのような立ち位置の賀来神父との関係性も見ものです。
実はこの二人、肉体関係にあり、サイコパスホモストーリーと揶揄されるほど、そういうシーンが出てきます。
ちなみに、結城はそれ以外にも複数の女性と肉体関係にあります。
全3巻。連載は打ち切りという形で終わってしまったそうですが、現代にはない残酷さ、振り切った悪意、人間の汚さをとてもよく表している漫画だと思います。
一度映像化されており、その時は確か玉木宏さんが主人公の結城を演じたそうです。
手塚治虫先生の漫画は古いものが多いですが、今読んでも本当に面白い作品が多いです。
人間の本質や感情、ただのハッピーエンドでは終わらない深い話も多く、長年愛されるだけあるなあと思います。
私の場合はヴィレッジヴァンガードで購入しましたが、他の通販サイトでも購入できると思います。
興味があればぜひ。