映画「グランド・イリュージョン」のレビュー
映画「グランド・イリュージョン」の鑑賞レビューです。
疾走感と裏切り要素のいいところを兼ね備えたような映画で、「ピエロがお前を嘲笑う」と「ユージュアルサスペクツ」を足して2で割ったような贅沢な内容でした。
以下、ネタバレを含むあらすじです。
それぞれ活躍していた4人のマジシャンがタロットカードの招待状によって集められ、フォー・ホースメンというマジックグループを結成。大規模な公開マジックを行い一気に人気を獲得するも、警察から狙われ常に追われる存在になります。
単独で警察に追われていたフォー・ホースメンのメンバーであるジャックはカーチェイスによって死亡します。しかしそれをもトリックとして仕掛けていた他のメンバーは先回りして警察の裏をかき、最後のマジック公演を行いここでも盛況を収めます。
結局警察はフォー・ホースメンを捕まえることができず、警察にヒントを出し続けていた元マジシャンのサディアスを逮捕。
無実の罪で捕まったサディアスの元にずっとフォー・ホースメンを追っていた刑事のディランが面会に来て、黒幕はディランであったことが判明します。ほどなくしてフォー・ホースメンの元にディランが現れ、アイという組織に入ることを許されます。
最後にディランを追っていた女性刑事にディランは自分が黒幕だと告げますが、恋してしまった彼女はディランを逮捕せず、二人は秘密の封印として南京錠の沢山かかっているフェンスに錠をかけ、川へ鍵を投げ捨てるのでした。