涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya

涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya

『涼宮ハルヒの憂鬱』(すずみやはるひのゆううつ)とは、日本のアニメ作品である。谷川流のライトノベル作品を原作としてアニメ化された。制作は京都アニメーションで、第1期が2006年に放送された。深夜アニメではあったものの、クオリティが高く、恋愛要素が盛り込まれたSFミステリーが多くの人々に受け入れられた。
ごく普通の男子高校生キョンの視点から、クラスメイトである涼宮ハルヒ(すずみやはるひ)が巻き起こす非日常を描いたSF学園ストーリーであり、涼宮ハルヒや長門有希(ながとゆき)、朝比奈みくる(あさひなみくる)といったキャラクターの個性が強く、多くのファンを獲得している。また、楽曲も人気があり、エンディングテーマである「ハレ晴レユカイ」は、キャラクターたちによるダンスが話題となった。放送当時に流行していたニコニコ動画には、ダンスを披露している動画が数多く投稿された。さらに、劇中歌である「God knows...」は、多くの学生バンドに演奏された。本作品は海外のアニメファンにも知られており、2019年には、涼宮ハルヒ役を演じた平野綾がクールジャパンアンバサダーに選ばれている。

-_Naoyaのレビュー・評価・感想

涼宮ハルヒの憂鬱 / The Melancholy of Haruhi Suzumiya
10

内容も、作画も、音楽も素晴らしいアニメ

アニメ好きなら誰しも知っているであろう有名な作品「涼宮ハルヒの憂鬱」ですが、このアニメはあらゆる面で素晴らしい作品です。
まず内容ですが、谷川流さんの小説を原作にしています。ただの高校生の青春ものかと思いきや、ちょっとしたSFとなっています。設定も非常に凝っており、さまざまな考察をすることもできます。次に作画ですが、これもアニメ好きの間で非常に評価が高い京都アニメーションが制作しています。原作のいとうのいぢさんの絵も非常にかわいくて素敵ですが、池田晶子さんのキャラクターも負けず劣らず魅力的なキャラクターとなっています。制作された時期があいているということもあり、第1期と第2期(再放送)のキャラクターデザインは少し異なっている点も時代の流れを感じることができます。最後に音楽ですが、BGMや主題歌のいくらかを神前暁さんが担当しています。神前暁さんは「恋愛サーキュレーション」や「もってけ!セーラーふく」など非常に人気の高い曲を制作した作曲家です。「涼宮ハルヒの憂鬱」にぴったりな音楽を制作されており、その内容をより印象的なものへと昇華してくれます。ちなみに私は「ある雨の日」というBGMがとても好きです。以上のようにこの作品は内容、作画、音楽の面というあらゆる面から素晴らしいと思える作品です。強くお勧めしますので、ぜひご覧ください。