Moment Joon / モーメント・ジューン

Moment Joon / モーメント・ジューン

Moment Joon(モーメント・ジューン)とは、韓国出身で日本を拠点に活動するラッパー、執筆家である。本名はキム・ボムジュン。「移民ラッパー」を自称し、自身のアイデンティティや社会問題を鋭く突くコンシャス・ラップで知られる。2010年に大阪大学へ留学した後、2012年から21か月間の兵役を経て復学し、音楽学の大学院に在学。2011年より日本語での楽曲制作を開始し、2019年から「Moment Joon(モーメント・ジューン)」名義で本格的に活動。2020年に発表したアルバム『Passport & Garçon』は、日本のヒップホップシーンにおいて新しい幕開けと評され、大きな話題を呼んだ。2023年には自身のレーベル「HOPE MACHINE FACTORY」を設立し、新鋭アーティストFisongとのコラボアルバム『Only Built 4 Human Links』をリリースするなど、精力的な音楽活動を続けている。また、東京都現代美術館の30周年記念展示に楽曲と映像で参加するなど、その表現活動は多岐にわたる。執筆家としての側面も持ち、自伝的小説『三代』やエッセイ『日本移民日記』を発表しているほか、「第5回笹井宏之賞」の選考委員を務めるなど、言語表現の分野でも高く評価されている。自宅の住所を公開するといった、既存のアーティスト像に捉われない活動スタイルでも知られる。

xxxaiのレビュー・評価・感想

Moment Joon / モーメント・ジューン
9

助けてくれる様な共感性Rap

moment joonについて僭越ながらレビューします。まずはこの方は国籍は韓国で今は日本で日本のラッパーとして活躍しています。
彼の発言には大きな物を変えてしまえそうな程に力があります。力というと暴力的なのを想像しがちですが、彼の力は確実に他のラッパーと異なり、偉人で言うところのガンジーの様なのです。それが伝わるのは彼の活動にあり、曲中でだけではなく、弱みが垣間見える発言をします。これはラッパーとしては珍しく、彼の強みです。弱みの中の復讐心の様な物が活動源になってる様に見えます。
ここで、私がおすすめしたいmoment joonの作品を紹介したいと思います。最近出した盤でpassport&garconの中からTENO HIRAという曲です。この曲に私はかなり助けられました。というのも私自身躁鬱と統合失調症を患っており、同時に不安になりとても苦しい時が多々あります。そんな中この曲と出会い、リリックの最後にある『スカイツリーじゃなくて君がいるから日本は美しい』という、日本にある歴史的建造物や風景ではなく、日本の人々がいるから日本は美しい、というフレーズに感動しました。それだけではなくストリーミングライブで、私と同じ様に悩んでいたリスナー達がおり、何かそこで仲間になれた様な感覚が心を復元してくれたのです(敬称略)。