ミッドナイト・ラン

ミッドナイト・ラン

『ミッドナイト・ラン』(Midnight Run)とは、1988年に公開されたアメリカのアクションコメディ映画である。監督はマーティン・ブレスト、主演はロバート・デ・ニーロ、チャールズ・グローディンが務めた。タイトルの「ミッドナイト・ラン」は、英語のスラングで「一晩で終わる簡単な仕事」を意味する。
物語は、元刑事のバウンティハンター(賞金稼ぎ)であるジャック・ウォルシュが、マフィアの資金を横領した会計士のジョナサン・マデューカス(通称デューク)を捕らえ、ニューヨークからロサンゼルスまで連行する5日間の旅を描く。道中、身柄を狙うマフィア、重要参考人として追う連邦捜査局(FBI)、そしてライバルの賞金稼ぎによる三つ巴の追跡劇が展開される。
本作は、性格も立場も異なる二人の男が、移動手段を乗り継ぎながらアメリカ大陸を横断する中で、共通の敵であるマフィアへの因縁や互いの正義感を通じ、次第に奇妙な友情を育んでいくロードムービーの傑作として知られる。第46回ゴールデングローブ賞では作品賞および主演男優賞の候補となった。アクションとコメディ、そして人間ドラマが巧みに融合した演出は高く評価されており、公開から長年を経てもバディ・ムービーの代表作の一つとして数えられている。

jasmine10のレビュー・評価・感想

ミッドナイト・ラン
10

不滅のバディ映画 ミッドナイトランの魅力

デニーロの出演作といえばゴッドファーザー、タクシードライバー、レイジングブル、カジノと数え上げればきりがないです。その中でも僕は1988年制作の「ミッドナイトラン」を推します。
内容としてはデニーロ演じる賞金稼ぎウォルシュが、横領の罪に問われている会計士デュークをロサンゼルスまで連れていくコメディーロードムービーです。それだけだと一瞬で映画の説明が終わりそうですが、実際にはそこにデュークを狙うマフィア、FBI、ウォルシュと同じ賞金稼ぎのマービンが加わり、事態はどんどん複雑になっていきます。魅力としては、個性的なキャラクターでしょう。登場人物誰もがどこか抜けていて、彼らのやり取りには思わず笑いがこみあげてきます。
好きなシーンはやっぱり最後です。すべてが終わり、ロサンゼルスの空港でデュークと別れたウォルシュは、後ろを振り返ります。しかしそこにデュークはいません。見ているこっちもさみしくなります。外に出たウォルシュは、カメラに背を向け夜の街へとかけていく。完璧なエンディングです。完璧な映画です。
見ているときはワクワクして、観終わったあとは「すげえ楽しかった~」って思える映画です。純度100%のエンターテイメントです。映画はこうあるべきだよなってこの映画を観るたびに思います。ぜひご覧あれ~。