ファイナルファンタジーIX / FINAL FANTASY IX / FFIX / FF9

ファイナルファンタジーIX / FINAL FANTASY IX / FFIX / FF9

『ファイナルファンタジーIX』は、スクウェアが2000年に発売したゲーム。人気シリーズ『ファイナルファンタジー』の9作品目である。プレイステーションにおける最後の『ファイナルファンタジー』作品。以前の『ファイナルファンタジー』シリーズのように世界の根幹をなす存在としてクリスタルが位置づけられ、直近の『VII』や『VIII』とは色合いが異なり原点へ戻る形の作品として位置づけられている。エンカウントやバトルの基本的なシステムは、前作等と同様でATBが使用される。また、本作でのアビリティはアイテムを装備することで使用できる仕組みになっているのが特徴である。
ストーリーは児童文学のような世界観にされており、前作などのファンタジー性とは異なる内容となっている。しかし、死生観や深い意味合いの言葉など児童文学としてはやや難しい内容。主人公のジタンは劇団兼盗賊団のタンタラスの一員だが孤児であり、出生が定かではない。このジタンの出生が物語に大きな影響を及ぼすことになる。ガーネット王女の誘拐から始まり、ビビとの出会い。スタイナーやクイナ、エーコ、サラマンダー、フライヤなど個性的な仲間に囲まれ、この世界を大きく揺るがすことになる秘密に迫っていく。物語の後半は生きる意味を懸けて、宿敵のクジャとの戦いとなり、生きるとはどういうことなのかを考えさせられる作品となった。

kunier92のレビュー・評価・感想

ファイナルファンタジーIX / FINAL FANTASY IX / FFIX / FF9
10

生きるとは何か

ファイナルファンタジーシリーズでも原点回帰したと言われる作品、「ファイナルファンタジー Ⅸ」。

世界観の色遣いや、キャラクターのサイズ感、まるで絵本を見ているかの様な柔らかいファンタジー感が印象的。
ゲームが苦手な女性でも見た目から入れるだろう。

キャラクターの個性もハッキリ分かれていて、1人1人がとても愛おしく感じる。
プレイしていると自分と重なって見える様なキャラクターが1人は見つかるはずだ。

ストーリーもとても分かりやすく、コマンド操作や戦闘システムも簡単なのでRPG初心者でも楽しんでプレイする事が出来る。

BGMもとても評価されており、1度プレイすると好きな曲が必ず数曲見つかるだろう。ローズオブメイ、月なきみそらの道化師たち、独りじゃない等はプレイヤー間でもかなりの人気を誇る名曲。
曲を楽しみながら是非プレイして欲しい。

「世界を救う」「ボスを倒す」等、勿論メインストーリーはあるのだが、ファイナルファンタジー Ⅸは生きるとは何か。生きる意味とは何か。とにかく「生きる」という点に着目されている。

登場人物の「生きる」という意味が最後には見つける事ができるのか。
プレイヤー自身もキャラクターと一緒に「自分が何のために今生きているのか」がプレイ終了時には見つける事が出来るだろう。