ほんとうのピノッキオ

ほんとうのピノッキオ

『ほんとうのピノッキオ』とは、2019年に公開されたイタリアの映画。イタリアの作家、カルロ・コッローディによる児童文学小説『ピノッキオの冒険』を原作としており、監督・脚本・製作はマッテオ・ガローネが務めた。2019年12月にイタリアで公開され、イタリア国内では興行収入1500万ユーロを突破する人気となった。本作はクリスマスウィークの興行成績首位となり、さらに歴代ガローネ監督作品の興行成績を塗り替える結果となった。さらに、2019年から2020年にかけてのイタリア興行成績第6位を記録するヒットとなっている。その後は2020年8月に英語吹き替え版がイギリス・アイルランドで公開され、同年12月にアメリカとカナダで公開。日本での公開は2021年となった。
視聴者はもちろん、批評家からも高い評価を集め、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では15部門にノミネートされ、このうち5部門を受賞。さらに、ナストロ・ダルジェント賞では9部門にノミネートされてこのうち6部門と特別賞を受賞し、第93回アカデミー賞では2部門にノミネートされている。
貧しい大工のジェペットの手によって誕生し、命を宿した木彫りの人形であるピノッキオは、ジェペットから普通の子どもと同じように愛情を注いで育てられてきた。ジェペットは人間の子供たちと同じように学校に通わせるため、自分の衣服と引き換えに教科書を手に入れるが、ピノッキオは学校に行かずに人形劇を見に行ってしまい、そのまま人形劇一座の人形と共に村の外に連れ出されてしまう。誘拐されたピノッキオは数々の冒険を経てジェペットの元に帰りつくが、ピノッキオを探しに出かけたジェペットと行き違いになってしまっていた。ピノッキオはジェペットを探すため、再び外に飛び出していく。

chat-blancのレビュー・評価・感想

ほんとうのピノッキオ
9

引き込まれる映画

こちらのピノッキオは、ロベルト・ベニーニがゼペットを演じ、マッテオ・ガローネが監督の実写版です。
やっぱり、この人の映画は面白くて本当に引き込まれます。いつも感心するのは、演技力が高い俳優陣ばかり集めていること。特に、ピノッキオを演じた8歳の子役フェデリコ・イエラーピが素晴らしかったです。のびのびとしていて、ゼペット演じるベニーニと本当の親子のように見えました。ベニーニは、父親役をさせたら右に出る人がいないくらい、いい父親を演じますね。
ところどころに現れる、動物のキャラも面白いし、動物に扮する特殊メイクも最高で、本当に半分動物に見えてくるのがいいです。私のお気に入りは、カタツムリでした。いい味出しています。
ピノッキオのメイクも素晴らしかった。毎日メイクに3時間かかったそうですが、どこまでが素の顔なのかわからなくなるほど同化していました。物語は、今まで知っていたピノッキオのストーリーとは、少し変えていて、でも見ているうちに、ふむふむ、だから学校へ行って学ぶことが大切なんだと、子供にも分かるようになっています。是非、子供たちに見て欲しい作品。ベニーニ出演の映画は、必ず、鑑賞後に、きっとこういうことを伝えたかったんだろうなあ、と考えさせてくれる、そして子供も大人も一緒に学べる作品です。