Dr.スランプ / Dr. SLUMP / Dr.スランプ アラレちゃん / ドクタースランプ

Dr.スランプ / Dr. SLUMP / Dr.スランプ アラレちゃん / ドクタースランプ

『Dr.スランプ』とは、鳥山明による漫画作品である。『週刊少年ジャンプ』にて、1980年から1984年にかけて連載された。単行本は全18巻となっている。単行本以外にも、愛蔵版や文庫版なども発売されており、小学館漫画賞を受賞した。則巻千兵衛(のりまきせんべえ)が生み出した人間型ロボット・則巻アラレ(のりまきあられ)を中心とした日常を描いた作品で、多くのギャグ要素が取り入れられている。1981年には、『Dr.スランプ アラレちゃん』というタイトルでアニメ化。36.9%という高視聴率を記録し、幅広い世代に親しまれた。1986年に放送が終了したが、1997年に『ドクタースランプ』として再びアニメ化され、1999年まで放送された。主人公・アラレの特徴は、天真爛漫な性格と愛用しているメガネ。「キーン」「バイちゃ」といった独特の言葉を使用する。ウンチをつついたり、モノを破壊したりといった行動をしてしまうことがあるが、愛らしいキャラクターが多くの人々に支持された。

butterfly224のレビュー・評価・感想

Dr.スランプ / Dr. SLUMP / Dr.スランプ アラレちゃん / ドクタースランプ
8

天才、鳥山明のギャグ漫画

ドラゴンボールの作者としてあまりにも有名な鳥山明が、ドラゴンボールの前に、週刊少年ジャンプにて連載していたギャグ漫画。ドクタースランプという題名から、主人公は則巻せんべいと思われがちだが、そうではなく、そのせんべいさんが作成した、少女型アンドロイド、アラレちゃんが主人公。
アラレちゃんはとても強く、その強さから、悪い奴を倒したりといった活躍をする。アラレちゃんは基本、ふざけるのが大好きな性格で、よくせんべいさんにしかられている。途中からシリアス路線へとシフトをチェンジしたドラゴンボールとは違い、こちらは徹頭徹尾ギャグに徹した漫画となっている。今見ても笑えるような内容となっており、鳥山明のギャグセンスがうかがえる。
ガっちゃんという、翼の生えた空飛ぶ赤子(その正体は後に判明)がいたり、動物がしゃべって人と同じような生活をしていたり、作者が漫画に登場したりと、とにかく常識では描いていない、自由度の高い作風が私はすごく好きだった。また、ドラゴンボールでもそうだが、鳥山明がメカニックが好きであり、そういった描写が随所にちりばめられていて、そういう見方でも楽しめる。
とにかく、なんか元気になりたいときに、何も考えずに読めるところがいい。