Life Goes On: Done to Death

Life Goes On: Done to Death

『Life Goes On: Done to Death』とは、騎士を操作してステージ上の仕掛けをクリアしつつ、聖杯にたどり着くパズルアクションゲーム。リリース日は2014年4月17日。Steam上で公開されている。

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Life Goes On: Done to Death
8

死を積み重ねて進むアクションパズルゲーム

『Life Goes On: Done to Death』はSteam上でできるアクションパズルゲームだ。このゲームは、王様が求める「命の聖杯」を探すために騎士たちがさまざまな難所を進んでいくというストーリーとなっている。
このゲームの大きな特徴は、なんと言っても騎士が死ぬことによってギミックが解けるというものだ。例えば、騎士のジャンプでは届きそうもない針地獄も、死んだ騎士を踏み台にすることで奥に進めるようになる。スイッチを踏み続けないと開かないドアも、死んだ騎士を置くことで開開くことができる。このように騎士が死ぬことを前提としいるのだ。
このゲームをやり始めたときは、騎士が死ぬことに少しの抵抗があった。しかし、グロテスクな表現をなくし、コミカルな表現に徹底していたためか、次はどう死んでいくのだろう、どう死んだら進めるのだろうと、いい意味で騎士の命が軽くなっていった。
コミカルな死を表現しているのと裏腹に、パズルゲームとしてはしっかりしており、頭をひねらないと解けないようなパズルも多く存在した。そのためパズルを解いた達成感はしっかりと味わえる。
ゲームが進むにつれてギミックも増えていくが、初めて現れるギミックも死ねばすぐわかるものが多く、言葉を用いないチュートリアルがとても充実していた。
騎士が死ぬことを前提としたゲームデザインのため、このタイプのジャンルを初めてやる方には少し難しいかもしれない。しかし、決してやった者を後悔させないゲームであると胸を張って言える作品となっている。