日本を代表する「ロック・ポップ」バンド
Mr.Childrenは日本を代表するロックバンドとして、メジャーデビュー当初からその名をはせてきた。すべての曲・アルバムを通して、バンド名にはじぬほど「若さ・青春」を感じられる曲を数多く輩出していて、中高生から40代まで幅広い世代にぐさりと刺さる曲が多い。
「ミスチルは恋の歌ばかり歌っているイメージ」「Mr.Childrenはロックバンドとは呼べない」という批判が多い。特に2000年からの曲にはこの手の批判がよく来るが、決してそんなことはない。各アルバムを詳しく聴いていけば、心を揺さぶられるような歌詞やメロディにかならず出会えるはず。「ロック」の名にふさわしい、純粋で力強いナンバーを輩出しながら、ドラマタイアップなどの仕事もこなせる。まさに「ロック・ポップ」バンドの第一人者だ。
Mr.Childrenが世代を超えて愛されるのは、どんな素晴らしい曲を出して評価されても決して満足せず、つねに新しい自分たちを求めて頑張っているからだと思う。ボーカルの桜井和寿さんは新しいアルバムを出すたびに「最高傑作ができた!」と言いはって、その一年後には「さらに上を目指す」と意気込む。はたしてそのバイタリティはどこから来るのか不思議だし、じっさい新アルバムのたびに新たなミスチルの一面に出会えるから、ファンの心をつかんで離さない。
ただ曲を聴くだけでなく、「バンドの成長を楽しめる」という、唯一無二の魅力を持ったバンドだ。