少年誌の漫画らしくないがそれがいい
この物語は「藤戸千雪」という女の子の話から始まる。
彼女は小さい頃より父親のモデル事務所に所属し「パリコレのショーモデル」を目指していた。
幼い頃からそれに向かって頑張っており、周囲も才能があると期待していた。
しかし、彼女は致命的な欠点を抱えてしまう。
身長が1cmも伸びずに高校3年生になってしまったのだ。
それでもパリコレモデルになりたいという夢は捨てられず、持ち前の明るさで夢を叶えるために奮闘していく。
そんな彼女のストーリーがこれから始まる。
かと思いきやこの話のメインは千雪の同級生である「都村育人」となる。
育人は小さなころより服を作るのが好きで将来の夢は「ファッションデザイナー」だったのだが、家庭が貧乏で妹が3人いるため長男として高校卒業後は就職し妹たちが自分の進みたい道に進めるようにと自分の夢をころしていた。
あるきっかけで育人は千雪に「わたしが一番魅力的に着れる服作って」といわれ服を作成する。
それはこれから彼に待っているトップデザイナーになるまでの物語の幕開けであった…
現在14巻まで発刊されており、最近あまり漫画を衝動買いすることはなかったですがこの漫画は即日全巻大人買いするほどに引き込まれました。
この何か少女漫画が始まったというところから、視点が変わり主人公が男の子に変わったというところに新しさとまたそこまでをつなぐ話に興奮を感じました。
ファッションデザイナーという部分もはじめ華やかそうな世界の話でするする話が進むのかなと思えばかなり泥臭い部分の話もあり、少年心をくすぐってくる作品です。